gourmet
食べたい
ポンチ
朔太郎が愛した100年カレー
2021.10.21


懐かしい黄色のルー
無性に食べたくなることがある。ポンチのカレー。他の店のではだめなんです。
カツカレーもいいし、メンチもいい。カツやオムレツを選べる「よくばりカレー」なんてのもあるし、ハヤシとの合いがけもある。だけど、店に入る前から決めていました。シンプルにカレーライス。
白い丸い皿に十分な量のご飯、たっぷりなカレーとこれまたたっぷりな福神漬け
小麦粉でとろみをつけた黄色のルーです。ご飯と一緒にスポーンで一口。あー、これこれ。懐かしい。いつ食べても懐かしい。子供のころ食べたときも懐かしかった気がする。
味は相変わらずマイルド。辛くはないし、さほどスパイシーでもない。逆にそれが安心。ラードだろうか、コクを感じるのは。和風でもあり、洋風でもある。ちょっぴりソースをかけると、また懐かしい
いろいろな野菜が溶けているのだろうが、確認できる具は鶏肉のみ。この潔さがいい。蕎麦ならもり。一番、美味しさが分かるし、ごまかしがきかない。
創業時からの継ぎ足し
創業は1920(大正9)年。自慢のルーは創業時から継ぎ足し、継ぎ足ししている。改装のため2年ほど休んだときも、この作業を1日たりとも怠らなかったといいます。1世紀の深みがあるわけですね。
「創業時のレシピを守っています。群馬県産の豚肉やタマネギといった材料も変わらない。贔屓にしてくれるお客さんがいる限り、この味を守っていきます」。4代目店主、町野義幸さんは気合を込めて厨房に立つ。



店舗情報
ポンチ
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- 027-231-2333
住所 | 前橋市千代田町3-3-22 |
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営業時間 | 11時30分~14時、17時~21時30分 (日曜は昼のみ、火曜と水曜は夜のみ) |
定休日 | 月曜(別に臨時休業あり) |