懐かしラーメン、話題のカレー
もとき亭

店の入口でイワナを炭火焼きにしています。以前は店先で焼いていましたが、カラスに襲撃されたそうです。暑くないのかな。恐るべし、カラス。

イワナの塩焼きを地酒「赤城山」でいただいたら、〆は何にするか。そば、うどん類はかき揚げ天ぷら付きです。大沼に多いお切込みもあります。が、こちらはラーメンの評判が高い。確かめてきます。

看板に「昔ながらのあっさり」とありました。しっかりとナルト入り。うれしいことにチャーシューは3枚。ワカメ、コーン、ホウレンソウ、メンマも。

まずはスープから。あっさりして、そば屋さんのラーメンのようです。鶏ガラと豚骨、野菜から取ったスープにそば、うどん用の出汁を加えるとか。

麺はカンスイ多め。洗練された現代風のとはまったく違い、かえって懐かしさを覚えます。これはこれでいいかな。そんな、感じです。

カレーライスはよりブレイクの予感がします。「ダムカレー」ならぬ「山カレー」。チキンライスのような山の形をしたライスの麓にカレーが湖のようにかかっています。山の向こう側には福神漬け、らっきょう漬け、紅ショウガ、ホウレンソウ、カボチャが添えられています。赤、白、緑、黄とカラフルです。

まろやかな味ですね。具は豚の粗挽き肉とタマネギのみですが、いろいろな野菜が溶け込んでいます。

永らく経営されていた方から４年前に経営を引き継いだ店主、鏑木伸天さんは熱海のホテルなど調理歴が豊富。「湖畔のみなさんと一緒に赤城山頂を盛り上げていきたい」と熱く語っています。