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食べたい

イクミ 
家具店で見つけた小豆島の味

2026.10.30

だしも麺も島育ち

 家具店に食品を買いに行く。ちょっと不思議な話ですが、前橋市三俣町の家具店には、小豆島のおいしいものがずらりと並んでいます。醤油にオリーブオイル、ドレッシング、佃煮。気になる3品を買って帰りました。

 まずは「オリーヴそうめん」。小豆島名産の手延べそうめんにオリーブを練り込んだ、淡い緑色の麺です。つるりとしたのど越しに、しっかりしたコシ。冷たく締め、薬味を添えてざるそうめんに。合わせるのは、かつお節のうまみが利いた小豆島の「つゆの素」です。

▲緑が鮮やかなオリーヴそうめん

 輪切りのスダチを浮かべれば、さわやかな香りがだしのうまみを引き立てます。

 さらに豪華な一杯に。中央通りの江原屋本店で手に入れた、今年最後の子持ち鮎の塩焼きを丸ごとのせました。香ばしく焼けた皮、卵を抱えた身のうまみが、優しいだしと溶け合います。キノコとスダチも添えて、秋のごちそうそうめんの完成です。

▲すだちを浮かべて

▲江原屋総本店の子持ち鮎とともに

 温かくすると麺のモチモチさが際立ちます。もう一杯は、温泉卵に揚げ玉、油揚げをたっぷり。卵を崩せば黄身が麺に絡み、つゆにコクが加わります。

▲具沢山のにゅう麺風に

▲つゆの元はお湯で溶くだけです

木桶醤油は常備したいほど

 もう一品は「木桶再仕込醤油」。小豆島で約100年間使われてきた木桶で醸造した、希少価値のある醤油です。原料は国産大豆、国産小麦、天日塩のみ。約1年半から2年かけてじっくり熟成させています。

 まずはお刺し身につけてひと口。とろりとした口当たりで、濃厚なうまみが広がります。

 煮物にも使ってみました。仕上げにほんの少し加えると、味にぐっと深みが出ました。これは一本、常備しておきたい。

▲この濃厚さがいい

 そもそも、なぜ家具店に小豆島の食品があるのでしょう。

 きっかけは約40年前。小豆島の「安田の塩こぶ茶」を取り扱ったところ、大好評を博しました。「小豆島にはほかにも優秀な食品がある。それを紹介していこう」と、品ぞろえを少しずつ広げてきたそうです。

 小豆島産100%のエキストラバージンオリーブオイルや、新漬けオリーブも並びます。塩昆布から始まった小豆島との縁が、今ではちょっとした物産展のような充実ぶりに。

 島の恵みを生かした食品の数々。生そうめんをすすり、だしを味わい、醤油のうまみに感心する。遠く離れた小豆島の食文化を、前橋の食卓で楽しめるとは。次は何を味わってみましょうか。

▲新漬けオリーブは美容にも良さそう

店舗情報

イクミ

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027-234-4849
住所 前橋市三俣町2-36-1
営業時間 10時~17時30分
定休日 火曜、水曜(祝日は営業)