gourmet
食べたい
幌加内産の玄ソバを自家製粉
赤城大沼によくある一見、普通のお土産屋さん。饅頭屋が始まりで、いまでも人気です。
店頭で若き店主が蕎麦を打っています。看板には「自家製粉」の四字熟語。これは期待が高まります。
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▲開店前、打ちたての蕎麦を切る店主
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/07/曾山商店2-750x563.jpg)
▲きれに切りそろえられた蕎麦
一番人気の舞茸天ぷら蕎麦をいただきます。蕎麦は北海道幌加内産の玄ソバを粗めに挽くそうです。細く切りそろえられ、更科ほどではないですが色白。かすかに星が見えます。
まずは蕎麦だけつまみます。ほんのりクルミのような香り。汁に付けると、喉越しの良さがよく分かります。期待を大きく裏切る水準です。
「返し」が強めの汁は昆布や鰹節の香りが負けていません。蕎麦は半分ほど付けるのがいいでしょう。
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▲凛とした蕎麦。ここで食べられるとは
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/07/曽山商店4.jpg)
▲舞茸天ぷらの大きさといったら
大きな舞茸天ぷらは必需
舞茸はこぶし大の塊が3個。カラッと揚がっています。塩ではなく、汁に付けて食べる方がいいですね。汁にコクが加わります。
2人でしたので、なめこうどんを頼みました。中太で縮れがあります。コシが強く、温かい種物でも弾力を感じます。なめこもいっぱいです。
蕎麦屋さんになって2代目の曽山雅晴さん(39)は「美味しく冷たい天然水が赤城で蕎麦を打つ最大の魅力。食材は高騰していますが、できるだけ値上げしないで頑張りたい」と言葉に力を込めます。
舞茸天せいろも1000円でお釣りがきます。観光地価格とは無縁。かつては海老天も出していましたが、地の物にこだわり、やめたそうです。こういう姿勢、応援したくなります。
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▲うどんも人気。夏場でも釜揚げが出るとか
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/07/曽山商店6-750x563.jpg)
▲休日の昼時は混み合います
店舗情報
曽山商店
- お問合せはこちら
- 027-287-8102
住所 | 前橋市富士見町赤城山33 |
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営業時間 | 9時(食事は11時)~17時 |
定休日 | 不定休 |
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