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わがきん「ラーメン部」
帰ってきた「八百屋さんのラーメン」

2022.10.10

白、黒、肉の3種類に絞る

「八百屋さんのラーメン」と親しまれながら、本業が多忙になり昨年3月に閉店した店が、今年8月、場所を変えて復活してくれました。

ラーメンは3種類に絞りました。一番のお薦めを置く「券売機左上の法則」に従い、白醤油にします。

カウンターの最も奥、麺を茹でる鍋の前という特等席に座ります。ご主人、麺茹でに非常に神経を使っています。鍋の中で静かに泳がせるよう菜箸を使い、火加減も小まめに調整。茹でムラをなくし、麺を傷つけない気配りです。平ザルの上で湯切りしながらきれいに畳み、スープを張った器にそっと入れます。

▲麺の茹で加減に最新の注意を払う

具材も品よくまとめ、渾身の一杯が完成しました。

まずはスープから。「煮干しを中心とした完全無化調」で動物系は使わないとか。淡麗系の澄んだスープは煮干しのほどよい風味と白醤油のわずかな甘味が素晴らしくよく調和します。優しさを感じますね。

▲美しいビジュアルの白醤油

素材の旨味を引き出す薄味

麺は細めのストレート。喉越しがよく、噛んだ時の食感が抜群。淡麗系のスープと相性がいい。

肩ロースを低温調理したチャーシューが2枚に鶏チャーシューが1枚。極太のメンマと味玉も入っています。どれも薄味に仕上げ、素材の旨味を引き出しています。ミツバと万能ネギも欠かせませんね。

出汁で炊いた「だし飯」も薄味ながら、しっかり旨味を感じます。最後は残ったスープをすべて投入し、雑炊風にして完食、完飲しました。

▲出汁で炊いた「だし飯」。スープをかけて

▲チャーシューが5枚入った肉そば

▲肉そばの麺は手打ちうどんみたい

「あくまで本業が優先なので、開店時間が遅れることがよくあります」と恐縮するご主人。インスタやツイッターで確認しましょう。

▲以前は奥様がカフェを営んでいいました

店舗情報

わがきん「ラーメン部」

お問合せはこちら
027-231-1574
住所 前橋市千代田町4-1-12
営業時間 11時30分~15時
定休日 火曜、水曜、木曜