おべんとうバルM（エンメ）
注文を受けてから真心込めて

前橋の街中、中央通りと銀座通りの十字路に新しくできたお弁当屋さん。のり弁や日替わりの気まぐれ弁当など20種類ほどの弁当があります。

散々悩んだ結果、お薦めのチキンカツ丼（醤油）を注文しました。素うどんがまさかの300円なので即追加。天ぷらも2個付けてもらいました。

注文を受けると、店主は鶏肉を叩いて衣を付け、揚げ始めます。低温と高温のフライヤーを行き来し、こんがりきつね色に。醤油ダレに絡ませて、ご飯の上に載せます。大きなカツが３枚。これは旨そう。

うどんも茹で置きではありません。天ぷら粉は炭酸水で溶く丁寧な仕事。製麺所で見かけるうどん弁当の出来上がり。汁を張り、ぶっかけにします。

カツはほどよい厚みで、弾力があります。タレは甘さ控えめ。さっぱり上品な味です。味噌汁が付いて450円とはうれしいじゃないですか。

うどんは冷凍ながらコシが強い。冷水できっちり締めていましたからね。手作りの汁は出汁感満載です。天ぷらのゴボウは丸太のように太く食べ応え十分。シュンギクもサクサクしていいですね。

店主の山越学さんは街中でイタリアンの「テストキッチンＭ」を経営する傍ら、週末を中心にイベントなどでキッチンカーを出店します。

和食や中華の修業も積み、「まかないで作っていたときに好評だった料理をお客さんに食べてほしくて」と新店舗に込めた思いを語ってくれました。