麺やCo粋（めんやこいき）
素材、製法を極めた夏の麺

涼しそうなガラスの器に透明感のある冷たいスープが張られている。夏季限定の「冷たい塩ラーメン」。香味系の野菜や具が品よく盛られていますね。

まずはスープ。これは美味しい。厳選した厚削りの鰹節や宗田節、昆布からじっくり低温で旨味を抽出するそうです。「和の鉄人」みたい。味の決め手となるのは「クリスマス島の塩」。尖った塩辛さがなく、まろやかな口当たりになります。

全粒粉を練り込んだストレートの細麺は冷たい麺にますます合う。つるつる啜れ、歯ごたえがすごい。そして、風味。三拍子そろった麺です。

ミツバ、シソ、岩ノリが香りを深め、スダチを絞ればさらにさわやかに。スープに浮くアラレはおもしろい食感ですね。「ぐんま麦豚」のレアチャーシューは梅干しをまぶしていて、全体の調和を崩すことがないですね。「いまラーメンを食べているんだ」という満足感を与えてくれます。

せっかくですので、数量限定の日替わりご飯をご飯少なめでお願いしました。この日は「温玉と鶏節の卵かけご飯」。鶏節は鶏の胸肉を鰹節のように加工したものです。つまり、「親子TKG」。薄く削られ、温かいご飯の上にふんわりかけられています。

中央にある温玉を崩して醤油を適量かけ回す。あとはひたすらかっ込みます。三分の一ほど残ったところで、スープを入れて冷製雑炊に。スープまで残さず、きれいにいただきました。