ラーメン二郎前橋千代田町店
は・じ・め・て・のジロウ

「ニンニク入れますか」。麺が茹で上がる頃合いを見測り、店主からコールがかかります。「ニンニク少しお願いします」と丁重に答えるあたりが初心者。ジロリアンと呼ばれる常連は「ヤサイマシ、ニンニク、アブラ」「ヤサイ、アブラマシ、カラメスコシ」など呪文のようにスラスラ返します。

二郎系と呼ばれる店は何度か行ってますが、慶応大生御用達の三田本店で修業し、自ら厨房に立たなければ暖簾分けしてもらえない鉄則のある「二郎」は初めて。ちょっぴり緊張します。

小ラーメンにしました。が、予想通り大盛り。茹でたキャベツとモヤシで「野菜山」ができています。キャベツの比率が高いのがいいな。

まずは野菜をスープに浸して。べジファーストです。わずかに乳化したスープは濃いめですが、大量の野菜を味わうにはこれくらいでないと。「カラメ」と言えば野菜にカエシをかけてくれ、「アブラ」なら背脂がトッピングされてきます。

野菜山の下から分厚いチャーシューが出てきました。１個で通常の３～５枚はあるでしょう。それが何と３個も。厚いけど柔らか。でもタフだ。

野菜と肉を適量食べたら、「天地返し」です。レンゲと箸を使って麺を上に持ってきます。麵が伸びないうちに食べましょう。

極太平打ちの麺は硬めに茹でられ、これまたタフ。旨いスープと脂を纏い、最高のジャンクラーメンになりました。満腹感も最高。でも夕飯無理。