お洒落そば屋　たかくわ
上州麦豚と手打ち蕎麦のコラボ

おしゃれな街にある蕎麦屋さん。前橋の豚肉料理の王者決めるT-１グランプリに参戦しています。

うどんをイタリア料理風にアレンジしたり、たれカツで挑戦したこともありましたが、「蕎麦屋の原点に立ち返って、蕎麦で勝負します」と店主の高桑幸市さん。その心意気や、あっぱれです。

さっそく、「とんしゃぶつけ麺」をいただきます。ソバ粉にこだわった手打ち蕎麦は喉越しを考慮して二八よりもつなぎが多いソバ粉７割。やや平打ちの細切り。茹で前で220㌘あり、「群馬盛り」でも大盛りでしょう。加点ポイントですね。

つけ汁もたっぷり。汁は贅沢にも天然利尻昆布と薩摩産本枯節、屋久島産ゴマサバ節、土佐宗田節をブレンドした出汁にカエシを合わせて煮立て、しゃぶしゃぶのように上州もち豚をさっとくぐらせます。タマネギと水菜が入っています。

蕎麦をたっぷり汁に付けて啜ります。魚介系と豚肉からの「Wスープ」は絶品。豚肉は極太うどんなら分厚いバラ肉がいいですが、蕎麦には薄いしゃぶしゃぶ用がよく合います。蕎麦を豚肉で巻いて食べるのをお薦めします。

蕎麦もこの汁と相性が抜群。試しに二八の石臼挽きを別に頼んで汁に付けてみましたが、微妙に合わない。二八は冷たいもり汁の方が合います。

「３種類の群馬県産豚肉を試してみて、断然これだと決めました。柔らかく脂の質がいい」と高桑さん。食べれば自信のほどが分かります。