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やきとり一番
炭火と笑い声の町酒場

2026.08.21

塩加減もタレの甘さも絶妙

 創業30年。地元で長く親しまれてきた焼き鳥屋です。

 赤い「やきとり」の暖簾をくぐると、コの字型のカウンターはすでににぎやか。店主さんは炭火の前に立ち、次々と串を焼いています。

 「料理、いつ出るかわかんないよ」

 そう言われ、こちらも腰を据えて待つつもりで瓶ビールを。お通しのひじきと大豆の煮物をつまみながら眺めていると、周りのお客さんも笑うばかりで、誰も急かす様子がありません。この空気、いいなあ。

▲お通しのひじきの煮付けです

 ところが、待つ覚悟とは裏腹に、焼き鳥は想像以上に早くやってきました。

▲手前からレバー、やきとり、カシラ

 レバー、やきとり、カシラは塩加減がちょうどいい。強すぎず、肉や内臓の持ち味を生かしています。炭火ならではの焦げ目が香ばしく、ネギも焼けたところが甘い。やっぱり炭焼きはうまいですね。

▲つくねとシロはタレで

 タレも甘ったるくありません。すっきりした甘辛さで、ふっくらしたつくねにも、脂の旨味があるシロにもよく合います。

 第二弾は手羽、ぼんじり、なんこつ。皮目の香ばしい手羽、脂の旨味を楽しむぼんじり、コリッと歯触りのいいなんこつ。それぞれ違った食感があって、串がどんどん進みます。

▲手前からぼんじり、ナンコツ、手羽

酒が進む脇役も充実

 焼き鳥の合間には、皮の油炒めを。パリパリになるまで焼かれた鶏皮に七味が振られ、これはハイボールが合います。

 トリワサは厚めに切られ、しっとり。わさびを添えてさっぱりいただけば、炭火焼きの合間のいい箸休めになります。

▲名物のトリワサと、皮の油炒め

 山芋ステーキも気に入りました。厚めの輪切りを焼き、ニンニクを効かせた塩味。どこかペペロンチーノを思わせる味付けで、表面はこんがり、中には山芋らしい食感が残ります。

▲サックリ、山芋ステーキ

 炭火の香りと笑い声に包まれた、地元の人たちのオアシス。30年続いてきた理由が、よくわかる気がしました。

店舗情報

やきとり一番

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027-263-3200
住所 前橋市広瀬町2-2-34
営業時間 17時~23時
定休日 木曜、第3水曜