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こころ家 
住宅街に焼鳥の名店あり

2025.07.04

濃厚で照りの良いタレ

 静かな住宅街の一角、香ばしい煙をまといながら、今日も賑わう焼き鳥屋があります。2014年8月のオープン以来、今年で11年。地元の常連客に愛され続けるその理由は、炭火の香りとともに口いっぱいに広がる“本物の味”。

 まずはサッポロ生ビールを注文。ほどなくして運ばれてきたのは、メンマともやしのピリ辛お通し。じんわりと辛味が広がり、キンキンに冷えたグラスのビールで一気に流し込む。もう、この時点で幸せ。

▲暑い夏にはこれでしょ

▲キュウリの一本漬けと山芋ポン酢漬け

 看板メニューの焼き鳥は、塩とタレ、どちらも5本の盛り合わせで頼みたい。

 塩の盛り合わせは、ぼんじり、ナンコツ、ささみ、砂肝、ネギマ。

 脂が滴るぼんじりは一口目から笑みがこぼれ、ささみに添えられた柚子胡椒の香りは絶妙なアクセントに。肉はどれも大きくて、ふっくらジューシー。炭火の魔法と職人の丁寧な串打ちの妙が光ります

▲塩味の盛り合わせ

 タレの盛り合わせには、皮、せせり、地鶏もも、レバー、つくね。特筆すべきは地鶏もものサイズ。手に持つとズシリと重く、口に運べば噛むごとに旨味が広がる。

 濃厚なタレは照りが美しく、七味や山椒をふれば、味に奥行きが加わります。

▲地鶏ももの大きさといったら

 合間に注文したマグロとタコのぶつ盛りもなかなかいい。赤身のまぐろはしっとりと、タコはほどよい弾力。焼き物の合間に、箸休めのようでいてしっかり主役級。

 そして「これは外せない」と評判の自家製軟骨月見つくねは、ハンバーグのような大きさ。軟骨のコリコリ感が心地よく、黄身をとろりと絡めていただきます。

▲ありそうでない組み合わせ。マグロとタコのぶつ盛り

▲ホッピーと共に。月見つくね

 締めには、特製焼きおにぎりを。じゃこ、大葉、ゴマが混ぜ込まれたごはんは香ばしく、炭火で焼くことでさらに芳ばしさが際立つ。しかも、こぶし大の大きさで食べごたえ十分。

 香りをかみしめながら、今日の幸せを噛みしめました。ごちそうさまでした。

▲特製焼きおにぎり

店舗情報

こころ家

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080-4665-4202
住所 前橋市下小出町2-20-3
営業時間 18時~24時
定休日 日曜