gourmet

食べたい

ビストロ コンチェルト  
復活、世界一食べにくい前菜

2025.07.05

デコレーションケーキみたい

 今年2月、幸塚町でリニューアルオープンした「ビストロコンチェルト」さん。以前、中心市街地で営業していたときより、店舗の広さは3~4倍、席数も増えましたが、取材で訪れたこの日は満席。すっかり新天地で愛されているようです。

 「以前のお客様からぜひにと言われて復活したんですよ」。店主の奥様、清水のり子さんが紹介してくれた「世界で一番食べにくい前菜」をいただきます。

▲オーナーシェフの清水崇行さんとフロア担当の奥様、のり子さん

 わー、デコレーションケーキみたい。丸いガラスの器に11種類の前菜が乗っています。

 でも器の真ん中部分が丸く突き出しているため、安定が悪い。

 「フォークで刺すと ガタッと傾いてしまうので、お箸でお召し上がりくださいね」とのり子さん。遊び心があっていいですね。

▲白皿の上にガラスの器を重ねています

 ぷりっぷりのエビが入った玉ネギのムース、トビウオのゼリー寄せ、ハモのテリーヌ、タケノコのガーリックソテーなど清涼感あふれる前菜と、パテ・ド・カンパーニュ、カモの生ハムなどお肉系の前菜が同居していて、食べ飽きません。

 内容は日替わり、季節替わり。「これ全部作るの大変だろうなあ」。シェフの手間ひまに頭が下がりつつ、美味しく完食。

パスタもローストビーフも

 メイン料理も、もちろんいただきます。「コンチェルト風 極旨ローストビーフ丼」です。

 ご飯の上に山のように積み重なった、柔らかーいローストビーフ。一片が大きいのが嬉しい。

 上からはフライドオニオンが散りばめられ、所々に、パプリカのラタトウユが盛り付けられています。

 ガーリック風味の醤油ダレが全体を包み込み、満足感の高い一皿です。

 

▲横から見ると

▲上から見ると

 連れの頼んだ「小やりいかとイカ墨麺の怒りんぼトマト」もビジュアルが美しい。

 アルデンテの黒い麺にピリ辛味のトマトソースがとろりとかかっています。

▲小やりいかとイカ墨麺の怒りんぼトマト

 〆にいただいたデザートも美しくておいしかった。まろやかなバスクチーズケーキにクマちゃんクッキー付き。お皿には粉砂糖でアゲハ蝶。

 写真を撮るのが楽しくて仕方ない、ビストロコンチェルトさんのお料理。舌はもちろん、目も楽しませてもらいました。

▲バスクチーズケーキです

店舗情報

ビストロ コンチェルト

お問合せはこちら
070-1299-0141
住所 前橋市幸塚町128-2
営業時間 11時30分~14時
18時~20時
定休日 火曜