gourmet
食べたい
十割蕎麦 ここにあった
超穴場を発見しました。お目当ての蕎麦屋さんへ行ったら定休日。脇道を通っていると、濃いピンクの暖簾が見えてきました。看板には「まごころダイニング」。食堂でしょうか。入ってみましょう。
広い座敷の隅に座り、お品書きを広げます。まごころランチと書かれた定食類がずらり。生姜焼きに鯖の塩焼き、メンチも…。2㌻目を見ると、な、何と蕎麦。しかも、手打ち十割とあります。これは「美食の神」のお導きでしょう。

▲蕎麦には小鉢や香の物が付きます
さあ、ご対麺。中細できれいに切りそろえられています。想像した田舎風ではありません。まずは蕎麦をそのまま。ボソボソ感はなく、香りも味も豊か。厳選した国産の蕎麦粉を使っているそうです。

▲蕎麦打ちのこだわりが感じられるきれいな蕎麦
汁に付けて。やや濃い口の汁が力強い蕎麦に負けていません。いや、食堂でこのレベルは驚きです。
かき揚げも付けました。新タマネギとニンジンです。厚みがあり食べ応え十分。野菜の甘みを感じます。

▲かき揚げにさりげなく飾りを添えて
カレーうどんはスパイシー
相方は「旨カレーうどん」をご注文。蕎麦屋さんのカレーとは別物でした。ジャガイモやニンジン、豚肉がごろごろ。生クリームも掛かっています。
中太で角が立ったうどん。コシが強く、これまたレベルが高く、びっくりします。

▲半ライスを付けてもよさそうです
「美味しいね」を連発していたら、奥さまが「これ食べてみてよ」とタケノコの天ぷらをサービスしてくれました。いや、これも美味しい。

▲タケノコの天ぷら。絶品でした
蕎麦打ちを趣味にしていた田中幸男さんが定年退職後にかなえた夢の店です。今年で15年。「大変だけど、おかげさまで生きがいと元気をいただいています」。奥さまの百合子さんが笑顔で振り返ります。
寡黙で職人肌のご主人に愛想がよく働き物の奥さま。店名通り、真心の伝わるいい店でした。

▲食後はセルフでコーヒーをいただけます
店舗情報
花のれん
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- 0279-55-0808
住所 | 吉岡町大久保2139-3 |
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営業時間 | 11時~14時、18時~22時 |
定休日 | 日曜 |