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食べたい

農林61号のうどんが食べたい
石田製麺工場

2022.05.03

褐色で極太、強い小麦の香り

どうしても、あのうどんが食べたくなり、製麺工場の直売店へ駆け込みました。「黒めんめ」と名付けた生麺を手にします。昔ながらの地粉、農林61号を使ったうどんです。

▲「黒めんめ」の生麺。よく日焼けしています

大鍋にたっぷりの水を沸かし、13分ほど茹でます。流水でしめたら食べやすい量にまとめ、ざるに並べます。褐色で極太。これ、これ。昔よく家で食べたうどん。飾り気のない素朴な上州うどんです。

▲麺が黒光り。見るからに武骨そう

そのまま一本食べてみましょう。つるつるとはいきません。しっかり噛まないと。コシが強く、小麦の風味を強く感じます。

熱い汁、「こ」もたっぷり

汁はナスやシメジを油で炒め、出汁、醤油、酒、味醂で味付けした熱い汁。武骨なうどんには冷たい汁では弱い。汁にたっぷりつけ、いただきます。

▲鉄鍋で作った特製汁がコシの強い麺によく合う

山菜の天ぷらを揚げました。フキノトウにタラの芽、コゴミ。春から初夏にかけてはやはり山菜が一番ですね。苦みがいいんです。

薬味もたっぷり用意します。「こ」と呼んでいました。茹でた野菜やキンピラ、煮物をうどんと一緒に食べると、一層美味しくなります。

山菜の天ぷらと「こ」。野菜がたっぷり

農林61号は戦後、小麦粉の主力として栽培されてきましたが、群馬県が開発した「さとのそら」に切り替わってしまいました。倒れにくく、病害虫にも強いため、栽培しやすいからでしょう。

それでも、農林61号にこだわって栽培する農家もあり、最近は復活の兆しが出てきたとか。「やはり、うどんにするには農林61号の方がいい。生産者も増えてきました」と専務の石田亮さん。うどん店でも取り扱ってほしいですね。

▲ 色白でつるつるの「うどんいち」で釜玉を

▲ 出汁醤油をかけ、よくかき混ぜます

店舗情報

石田製麺工場

住所 前橋市富士見町原之郷1558-1
営業時間 9時~18時
定休日 日曜