【前橋500円グルメ探検隊３】
焼きまんじゅう 田畑

　焼きまんじゅう屋さん？八百屋さん？雑貨屋さん？農園？　みんな当たりです。そして、うどん屋さん。自家栽培の野菜が「コ」としてたっぷり付くうどんが旨いんです。しかも、安い。
　作業小屋を改良した店舗は野菜直売所であり、雑貨店であり、食堂でもあります。うどんはざるかかけ。今回はかけにしました。かき揚げ天を付けて。

　セルフの天ぷらコーナーからかき揚げを取って待ちます。でかい。長さ18㌢、厚さ５㌢。以前より巨大化していました。しかも営業開始直後でしたので揚げたて。

　満足していると、来ましたよ、かけが。かけといってもシイタケ、刻み昆布、ニンジンと具だくさん。そして、コは大量のカキナとホウレンソウ。「野菜うどん（温）」と表記してもいいでしょう。
　汁を一口。関西風とは違いますが薄口です。いい出汁が出ています。

　前橋市内の製麺所に特注しているうどんは角の立った太めの麺。コシが強く、喉越しも最高です。

　かき揚げを入れると、丼からはみ出ますね。少しずつ食べましょう。サク、サク。タマネギにネギ、ニンジンは葉も入っています。
　次第に汁が染みて、しっとりと。天ぷらの油が溶け出し、汁に甘みとコクが加わります。あー旨い。１日に必要な緑黄色野菜を摂取した気分です。

　愛想のいい店員さんが怪我をされ、しばらくは店主の田畑雅久さんが１人で切り盛りしています。「お構いできず、すみませんね」と申し訳なさそう。
　本業のような野菜栽培もこれから忙しくなり、孤軍奮闘が続きますね。お体ご自愛願います。