真心庵 そばひろ
最高の福豚を最高のカツに

蕎麦の名店が素材にこだわり、熟練の職人の手にかかると、庶民的なソースカツ丼も洗練された逸品になります。第１回T-1グランプリで入賞した「福豚ソースカツセット」に改良を加え提供します。

豚肉は赤城南面の林牧場で大事に育てられた最高品質の「福豚」のヒレ肉。熱を通し過ぎないよう、余熱を計算して揚げます。

タレは３種類のソースをブレンドし、自慢の出汁で割ります。ここが洋食屋さんとは違う蕎麦屋さんのソースカツ。揚げたてをさっと、タレにくぐらせたら丼に。ご飯にもタレを掛けます。

セットは蕎麦、うどんとも冷、温を選べます。どうしても、もり蕎麦になりますね。

茨城県の契約農家から仕入れた玄ソバを石臼で自家製粉し、三たてを出します。鰹節、醤油、砂糖も厳選、江戸蕎麦に近い濃い汁に仕上げます。

カツ丼と蕎麦、サラダや小鉢と一緒の御膳で提供されます。もちろん蕎麦から。汁に少しだけ付け、音を立てて粋に啜ります。江戸っ子にはたまりませんね（生まれも育ちも前橋ですが）。

それでは、お待ちかねのカツへ。円形が２つ。中央部がやや厚くなっています。肉は締まっていながらも素晴らしく柔らか。本来の旨味が上品なタレで一層引き出されます。ご飯が旨い。

揚げた蕎麦がトッピングされたサラダはマヨネーズと醤油ベースのジュレで味付けされ、これだけで一品料理として十分。小鉢やお新香も手抜かりなく、完成度の高い御膳でした。