ふぐまる
トラフグを堪能する

フグを昼間から味わえる店が前橋市中心街にあると聞き行ってきました。しかも、使うのはすべてフグの王様・トラフグ。しかも、お安い。

一番人気の「ふぐ飯」はフグの身、皮の湯引きにトロロ、海苔、青ネギと卵黄が乗った、何とも贅沢な丼。トロロ昆布入りの熱々の出汁をかけて豪快に混ぜて食べます。とろとろの中に時折出会うコリコリした皮の食感が楽しいですね。

煮凝り、サラダ、小鉢、味噌汁にデザートまで付いてきて1100円はお値打ちでしょう。
もう少し奢りますか。「とらふぐ御膳」をいただきます。てっさと唐揚げが付いてきます。

てっさは５切れ。ネギともみじおろしを巻き、特製ポン酢に付けて口の中に。至福の瞬間です。弾力があって、淡白な中に上品な旨味が広がります。

唐揚げは骨付き。骨の周りが一番旨味がありますね。身を残さずいただきました。

ご飯はふぐ飯かふぐ雑炊か選べます。雑炊にはフグの身も入っていて、何だか得した気分。残ったポン酢ともみじおろしも入れましょう。

ご主人、吉田光良さんは大阪の専門店で修業し、弱冠20歳で「ふぐ調理師」の免許を取得しました。フグを扱って25年のベテランです。

「九州の産地から直送してもらっています。マグロ好きな前橋の方にも、ぜひ、トラフグの美味しさを知ってほしい」とご主人。夜のコースもリーズナブル。ヒレ酒飲みに行きますか。