gourmet
食べたい
大野屋
とんかつのフルコース堪能
2021.08.18
低温でじっくり、中はピンク色
注文を受けると、肉をたたき、小麦粉、卵、パン粉を付け、綿実油の中にそっと投入する。160度以下の低温でじっくり火入れ。揚がったかつは油を落とすとともに、余熱で肉の中まで火を通すため、しばらく寝かせてから客席へ運ばれます。
ロースかつをいただきました。衣は茶褐色ではなく、薄茶色。かつの断面を覗くと、中心部はほんのりピンク色しています。絶妙な揚げ方ですね。
辛口、甘口のソースと醤油が小皿に入ってきます。すべて特製。岩塩とワサビもあります。
岩塩、専用醤油にソース
まずは岩塩で。肉の旨味、脂身の甘みがよく分かります。続いて、かつ用に豚骨を煮出して作った醤油にワサビを多めに乗せて。これは新鮮だ。普通の醤油ではかつと合わないでしょうね。
次、行くぞ。甘口のソース。ご飯に合います。辛口のソースにからしをたっぷり付けて。これもいい。
かつは5切れ。最後は悩みながら、もう一度、醤油とワサビで半分、甘口、辛口を混ぜたソースで残りを食べました。かつのフルコースのようでした。
付け合わせの野菜はシソ、イチゴの2種類の特製ドレッシングで。イチゴは予想を裏切る美味し。口直しのトマトとミョウガの甘酢漬け、夏野菜たっぷりの味噌汁もよかったです。
大野屋さんはオリオン通りに店を構えて1世紀以上経ちます。砂糖問屋に始まり、少し前まではカメラ店。修業を積んだ若きご主人、前野正和さんが2年前にとんかつ店に衣替えした。「肉もパン粉も厳選している。とんかつの新しい魅力を味わってほしい」と意欲的なメニューを開発している。
店舗情報
大野屋
- お問合せはこちら
- 027‐233‐3058
住所 | 前橋市千代田町4‐12‐2 |
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営業時間 | 11時~15時、17時~20時(当分の間) |
定休日 | 木曜 |
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