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食べたい

大川屋荻窪支店
絹おろしにエビ天入れたら

2023.08.15

更科系の蕎麦と相性抜群

大川屋は立川町通りにある創業132年の本店のもと、前橋市内に4つの支店があります。こちらは上泉町支店から独立した堤町支店で15年修業した店主、片岡伸浩さんが18年前に暖簾を出しました。

製糸工場の工女さんに振舞ったのを起源とする名物「絹おろし」はもちろんあります。梅、なめこ、山菜、きのこにたぬき。あれっ、エビもある。ここだけのオリジナルでしょうか。注文してみましょう。

▲美しいビジュアルです。量もたっぷり

厨房からダイコンをおろす音が聞こえてきます。いいですね。おろしたてじゃないと美味しくないですから。ぶっかけの蕎麦の真ん中に大量のおろしと刻み海苔。周りに海老天が5個置かれています。

揚げたての天ぷらから行きます。特大のエビチリほどの大きさです。サクッとして、プリップリ。噛むとゴマ油の香りとエビの甘みが口に広がります。

▲天ぷらの衣はフリットのよう。サクッとします

蕎麦は更科系の色白。大川屋ではここだけですね。平打ちできれいに極細に切り揃えています。喉越しが素晴らしくいいですね。

汁はぶっかけ用にすっきり。これは飲めますよ。おろしと一緒に啜るとさらにさっぱり。

汁を吸った天ぷらはしなっとしてこれもいい。油が溶けた汁はコクが加わり、ますます美味しくなります。

▲汁に染みて茶色がかっていますが、更科のように真っ白に近い蕎麦です

看板メニューは超特大海老天

「エビ好きなお客さんが多いので、うちのメニューとして考案しました」と片岡さん。自分の名前を付けた看板メニューの「伸の大海老天丼」は20㌢ほどを使用、天ざる用のも大きなサイズだそうです。

お話を聞いていると、常連の女性客から「奥さん募集中と書いてもらいな」とからかわれ照れ笑い。お客さんに慕われる人情あふれる店です。

▲笑顔が絶えない店主の伸さん

▲定食はご飯も大盛り。しかもお替り自由

店舗情報

大川屋荻窪支店

お問合せはこちら
027-269-3080
住所 前橋市荻窪町428-6
営業時間 11時~14時30分、17時~20時
定休日 水曜(月曜、火曜は夜休)