gourmet
食べたい
野菜たっぷり 栄養、涼味満点
「TONTONのまち前橋」が誇るとんかつの名店。ありましたよ、噂の「冷やし」が。夏季限定「冷やしかつ丼」です。さて、どんな丼が出てきますやら。
お替り自由なサラダをいただきながら待ちます。運よく揚げ場の目の前のカウンター席。2代目、北原祥雄さんの手さばきをほれぼれしながら見ています。
赤城南麓で育った良質な豚肉に特注の生パン粉を包み込むように付けて衣にし、138度と超低温の綿実油でじっくり揚げます。
「お待ちどうさま」。店員さんが持って来てくれたのは素麺を入れるような涼しげなガラスの器。冷たい雑炊の上にヒレカツが4個乗っています。
カツ以外にも豪華な具です。中央にはトロロ、その横にナス、オクラ、カボチャの素揚げがあります。
雑炊にはシソ、キュウリ、ミョウガとショウガが細かく刻まれて入っています。ミニトマトも浮かび、ゴマや刻み海苔もたっぷり。彩りもきれいです。
まずは、雑炊を一口。昆布や鰹節で取った薄口の醤油味のお出汁です。ご飯は流水でぬめりを取り、さらりとさせています。浮かんでいる氷は出汁を凍らせました。これなら最後まで薄まらないですね。
かつ丼であり、お茶漬けであり
カツも出汁によく合います。上品なかつ丼です。
「お好みでどうぞ」と付けられた薬味はワサビと梅干しのペースト。何だか、お茶漬けみたい。
冷やしかつ丼は北原さんが修業した都内の名店の店主が考案したそうです。「元祖はロースですが、さっぱりするようヒレに変え、他にも改良しています」。上質な食材を熟練の職人が作るから、上等な夏の逸品になるのでしょう。
店舗情報
かつ久無庵前橋本店
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- 027-263-4129
住所 | 前橋市上長磯町282-1 |
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営業時間 | 11時~21時30分 |
定休日 | 水曜 |