gourmet
食べたい
豆板醤の辛味、ショウガの刺激
前橋市中心街に店を構えて60年以上になります。味よし、ボリューム満点。街のお宝です。
涼しくなりました。一番人気、体がポッカポカになる旨辛ラージャンメンの季節がやってきました。汗をかきかき、真夏に食べるのもオツですけどね。
厨房では2代目の大磯光広さんが奮闘しています。ゴトッ、ゴトッ。中華鍋を大きく振る、心地よい音が響きます。カウンター上の調味料を目分量でお玉に取り鍋に投入。ほれぼれする職人技です。
さあ、お待ちかねのラージャーメンの登場です。相変わらずのデカ盛り。直系30㌢以上あろうかという丼に入ってきます。湯気が立ち、ショウガの香りがプーン。食欲がかきたてられますね。
醤油ベースのスープは豆板醤と「隠し味」という大量のショウガで辛味と刺激を調整します。キャベツやシメジなど7、8種類の大量野菜と豚挽肉の塊から旨味が溶け出し、卵でとじてマイルドに。軽くとろみが付けられていて最後まで熱々です。
麺は日により変わるそうですが、この日は手打ち風の平打ち中太。縮れが入りスープが絡みます。
愛されて半世紀のロングセラー
漢字で「辣醤麺」と表記するこのラーメンは大磯さんが店を任された50年前、「何か目玉になるメニューがほしい」と試作を重ねて作りました。昨今の激辛ではなく、しっかり旨味を感じられるから、半世紀にわたって愛されているのでしょう。
「当店自慢」と書かれた揚焼ソバも信じられない量。でも、野菜が多いせいか年配の方も完食します。
「自然と大盛りになった。だって、お客さんが喜ぶ顔を見るのがうれしいから」。奥様と娘さんの3人で仲良く切り盛りする店。笑顔が絶えません。
店舗情報
天賑(てんしん)
- お問合せはこちら
- 027-233-4795
住所 | 前橋市千代田町4-11-19 |
---|---|
営業時間 | 11時30分~15時、17時~21時 |
定休日 | 日曜、第1、3月曜 |
関連する特集・連載
-
2024.10.14
- 前橋新聞
【デジタルブック】 前橋新聞me bu ku第13号
-
2024.07.17
- 前橋新聞
【デジタルブック】 前橋新聞me bu ku 【特別号】 パワーモール前橋みなみ特集
-
2023.09.20
とんかつ大志 組み合わせは何と4096通り
-
2023.09.14
- 木 - いいね町食堂
里の家 マグロ尽くし、やっぱりマグロは…
-
2023.09.13
- 水 - お肉天国
登利平住吉店 漆のお重で鳥めしを食す
-
2023.08.31
- 木 - いいね町食堂
千正 旨いはず 居酒屋メシ
-
2023.08.17
- 木 - いいね町食堂
前橋飯店 シンプルの極み、つけ麺を食す
-
2023.08.14
- 月 - ラーメン大好き
琉球そば 知花 冷製そばがある前橋の夏