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食べたい

赤城南麓の蕎麦の開拓者
さゝや

2022.08.30

夏の新蕎麦、いいじゃないですか

赤城南麓で蕎麦屋さんを始めて半世紀。開拓者の店は進取の精神に富んでいます。「夏の新蕎麦」を出しています。秋でなく? 夏刈りの赤城山産の玄ソバを店内で石臼挽きし、赤城山の冷涼な地下水を使って手打ち。茹でたてを提供します。

お品書きは見ません。純粋に蕎麦、うどんを堪能したければ大盛りの板盛、秋は香りのよいきのこ汁、冬は山菜カレーと決めています。

そして、豪勢にいきたいときは5種類を味わえる雷神。蕎麦なら蕎麦寿司が入りますが、うどんも好きなので、相盛りにします。寿司の代わりはナメコおろし蕎麦。こっちの方が断然いいですよね。

出雲そばのように5段重ねのお重できます。伸びやすい蕎麦からいきましょう。お重に出汁をかけるぶっかけ。蕎麦はコシが強く、太め。赤城山の雄大さを感じます。香りも強く、秋蕎麦に負けていません。

ナメコおろしに続いてはとろろ。ウズラの卵も入っていて滋養にいいですね。キンピラはちょい辛で刺激的でした。

▲5つの違った味を楽しめます

▲最初はナメコおろしでさっぱり

▲トロロのネバネバが胃に優しい

コシが強く太打ちのうどん

うどんは2種類。山菜はカレーうどんにも入ってくる長いヒメタケをはじめシイタケの煮物など5種類ほど入っていました。うどんもコシが強く、太打ち。まさに「雷神」です。5つめは天ぷら。夏野菜のナスやカボチャ、ネギ、シイタケと具だくさん。残った汁をかけて完食しました。

うれしいことに蕎麦とうどんで汁が異なります。蕎麦用はキリっと辛め。うどんは出汁感が強いですね。忙しいのに接客も抜群。蕎麦、うどんの美味しさに加え、驕らない姿勢が人気を支えているのでしょう。

▲キンピラと青菜の色合いがいい

▲真ん中にあるのがヒメタケです

▲夏野菜がたっぷりのかき揚げ天

▲趣きのある玄関。中は古民家風

店舗情報

さゝや

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027-288-4351
住所 前橋市富士見町赤城山1733
営業時間 11時~20時
定休日 火曜(祝日の場合は翌日)