織田商店
旨い、安い総菜が大集合

開店と同時に、総菜を求める常連客が次々とやってくる。さあ、今夜のおかずは何にしようか。

中央のケースは煮物やサラダ。定食屋さんの小鉢に入ってくるような名脇役が30種類ほど並びます。以前は大鍋から好きな量だけ購入できる仕組みでしたが、いまは小袋に入れられています。

一番人気のキンピラゴボウは売り切れ。ガッカリ。気を取り直して、ひじき煮とマカロニサラダ、春雨サラダを取ります。大鍋で作るから旨いんだな。

刺身コーナーはマグロが主役。やっぱり「マグロは前橋に限る」ですね。トロもいいけど、赤身がお薦め。個人的にはブツが一番好き。もっとすごいのが540円の盛り合わせ。この日は甘エビ、タコ、しめサバなど６点盛り。晩酌に最高ですね。

揚げ物も充実していますよ。旬の野菜の天ぷら、一口カツにおからコロッケもあります。

焼き鳥は５本で356円。冷めても美味しい焼きそばは何と189円。焼き魚はアユが美味しそう。

しかし、何種類あるのだろう。ご主人、織田吉久さんに聞いても「数えたことないな」とか。「おふくろの味」が主流ですが、季節限定の特別メニューや曜日限定で油淋鶏（火曜）、レバニラ炒め（木曜）、エビチリ（土曜）と中華も登場します。

店を切り盛りするのは織田さん夫婦とご両親の４人。「全員が得意料理を持っています。家族経営だから美味しいものを安く提供できるんです」。うれしい企業努力ですね。