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古平製麺
釜揚げ蕎麦を作ってみた

2025.02.25

とろっとして風味豊か

 前橋市内の蕎麦屋さんではメニューにありません。群馬県内でも見かけません。ならば、自分で作ればいい。釜揚げ蕎麦です。釜揚げうどんがあるのだから、蕎麦があったっていいでしょう。
 ということで、創業60年超の老舗製麵所で生麺を買い求めました。粗挽きの太めと細めの2種類。両方を試してみます。美味しそうなイカ入りミックスかき揚げとごぼう天も購入、他のコは別に用意しました。

▲細めの蕎麦(手前)と粗挽き太めの蕎麦。2人前ずつあります

 鉄鍋を卓上コンロに置き、沸騰したら蕎麦を適量投じていきます。まずは細麺から。いい感じに茹で上ったらキノコたっぷりの汁に付けて啜ります。
 熱い麺に熱い汁の「熱熱」。「冷冷」のもり、「冷熱」のつけ麺とはまったく違った蕎麦です。
 冷水にさらしていないのでコシはありませんが、ぬめりがあってとろっとした食感がします。最初は硬めに茹でましたが、柔らかめもいい。むしろ、柔らかくした方が釜揚げの魅力を堪能できます。

▲一度に食べられる量を投じます

▲好みの硬さに茹でていきます

▲エノキ、シメジ、シイタケの入った汁に付けて

 太めの蕎麦はどうでしょう。あっ、こっちの方がいいですね。蕎麦の風味が一層引き立ちます。食感も断然よくなります。
 冷たいもり汁では分かりにくい出汁の香りもプーンと伝わります。旨さだけで比較すれば、もりやかけをはるかに上回る食べ方です。
 天ぷらが汁に溶け出し、コクが出てきます。ホウレンソウや刻み油揚げも温かい汁によく合います。

▲ごぼう天(左)とイカ入りかき揚げ

蕎麦湯のポタージュを

 薬味はネギ、七味に加え、おろしショウガを試してみました。これが大正解。ショウガの香りが体をポカポカにしてくれます。
 満腹になるころ、鉄鍋にポタージュができました。濃厚な蕎麦湯です。これはうれしい副産物。残った汁に入れて飲み干しましょう。冬に味わいたい蕎麦ですね。

▲細めの麺は半分をもりにしました

▲冬に人気の鍋焼きうどんセット

店舗情報

古平製麺

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027-251-3706
住所 前橋市元総社町2-16-4
営業時間 10時~19時
定休日 日曜、祝日