gourmet
食べたい
カレーに溶け出す野菜
「家で昔からやってきたまんま。うどんは一晩寝かせて翌朝に打ち、蕎麦も足踏みする田舎蕎麦だよ」。創業して半世紀。両親と始めた店の暖簾を店主の樋口文男さんが1人で守っています。
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▲温かい種物用に器を温めておく樋口さん
いつもは蕎麦かうどんのザルにかき揚げ。でも、先客が食べていたカレーの香りにやられました。
熱々のカレーうどんがきました。器にあらかじめ熱湯を注いでおく、心配りがいいですね。
もちもちしたうどんにカレーが絡まり、旨そうだな。あれっ、でもちょっと変。そう、具が見えません。わずかに豚肉があるくらい。野菜の姿はありません。
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▲太く、柔らかく、コシのあるうどん
「タマネギを入れているけど、とろけちゃうんだよ」。疑問が解けました。では、いただきましょう。
辛っ。激辛ではありませんが、かなりの辛口です。「お子ちゃまには無理だね」と挑発する店主。「もっと辛くてもいいかな」と強がるひねくれた客。カウンターを挟んで心理戦が勃発しています。
でも、旨いな。ぶっというどんはもちもちながらもコシがしっかり。冷たいざるもいいのですが、カレーうどんのためにあるようです。
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▲ざる用の冷たいうどん。これまた旨し
辛さに慣れてくると、もっと刺激がほしくなります。一味を投入しましょう。これはいい。大人のカレーうどんです。この辛さ。はまりそうですね。
カレーうどんとけんちんうどんは3月までの期間限定。けんちんは野菜がごろごろ入っているそうです。「恐ろしく手間がかかる」とか。次はけんちんですね。
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▲ちょっと意地になって一味を入れ過ぎたようです
おやつにネギのかき揚げ
せっかくなので、かき揚げを1枚揚げてもらいました。ネギだけという潔さ。しかも、でかい。サクッとしています。食後のおやつのようでした。
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▲ネギだけのかき揚げ。これがいい
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▲ざる蕎麦もお薦めです
近くには弟さんが経営している力丸店があります。こちらはぶっかけが名物。胃袋に自信の方は食べ比べしてはいかがでしょう。
店舗情報
三度(みたび)本店
- お問合せはこちら
- 027-265-1774
住所 | 前橋市力丸町508-1 |
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営業時間 | 11時~14時 |
定休日 | 日曜 |