横浜家系ラーメン　湘家
野生を取り戻す一杯

豚骨醤油ベースのスープに太い麺。具はホウレンソウ、チャーシューと大きな海苔が丼の淵に置かれる家系も横浜のご当地ラーメンでしょう。

ＪＲ前橋駅南口にある人気店に初潜入です。食券機には醤油だけでなく、塩や味噌、辛とんまであり、麺は細麺も選べます。まずは、基本から抑えましょう。味玉を追加で注文しました。

カウンターに券を置くと、麺の硬さ、脂の量、味の濃さを聞かれます。これも家系の特長の一つ。初めてですので、すべて普通にしました。

席に陣取る客は全員男。厨房では黒いTシャツに白いタオルを頭に巻いた男たちがきびきび動き回っています。漢（おとこ）の世界です。

こういう店ではがつがつ食うに限ります。濃いめの力強いスープに負けない太麺は縮れがありました。スープの絡みがいいですね。ストレート麺が一般的な家系にあって、味のバラエティーといい個性的。うずらの卵のおまけまでありました。

半ライスを頼みました。ラーメンライス。何年ぶりだろう。実はやりたいことがありまして。ライスの上にチャーシューと味玉を乗せ、卓上の醤油を少し回して特製ライスを作りたかったのです。飯と一緒にかっ込み、スープで流し込む。漢だな。

ニンニク、豆板醤、タマネギ、ショウガを無料でもらえ、後半の味変が楽しめます。粗みじんのタマネギがいい食感。それにしても、みんな食べるの早いな。