LAUGH COFFEE(ラフ コーヒー)
時代の先端に古き良き喫茶店の面影

前橋・中央通りに2021年８月に開店したカフェ。一杯ごとに自家焙煎した豆を挽いて、丁寧に淹れるサードウェーブコーヒーは馬場川通りの「ビッグボス」に負けない人気です。

コーヒーは週替わりで２種類の豆を提供します。この日はエチオピアとブルンジ。「すっきりしたアイスコーヒーを飲みたい」と告げると、店主の神戸篤樹さんは「それならエチオピアをどうぞ。華やかな香りが口の中に広がります」と薦めてくれました。

ちなみに、ブルンジはグレープフルーツのような果実感があり、酸味が強め。ビターで口当たりが重めなタイプが好みならブラジルがいいとか。

シングルオリジンで浅煎りのサードウェーブは時代の先端ですが、ハンドドリップでゆっくり淹れる姿は古き良き喫茶店の店主を思い出させます。アイスコーヒーは氷の入った容器にそのまま注ぎます。待つこと10分ほど。ゆったりした時間を過ごせます。

天気がいいので、店の向かいの中央広場で味わいます。店を出ると、神戸さんから「行ってらっしゃい」の声。アットホームでいいですね。

見た目はやや薄いかな。でも、くっきりした酸味を感じられます。氷はなかなか解けず、最後まで美味しくいただけました。

神戸さんは元消防士。コーヒー好きが高じて退職、キッチンカーを自作して中央広場に出店していました。１年ほどで実店舗を持つようになり、話題の若手起業家となっています。「前橋の街中は個性的なカフェが多い。カフェ巡りを企画して盛り上げたい」と構想しています。