レストランまとい
肉派も魚党もみんな満足

 「肉が食べたい」「いや、魚がいい」。どちらも譲らないランチ戦争。いい和解案があります。国道50号沿いのこちらのレストランへどうぞ。

　定食はメニューの左に魚料理、右に肉料理が写真付きで紹介されています。それぞれ「おすすめ」を４種類ずつピックアップ。どれも美味しそう。

　肉派の相方は悩んだ末にポークジンジャー。ご飯や味噌汁などがセットされた後、ジュージュー、大きな音を立てて熱々の鉄板がきました。店中の注目を集めます。湯気がもうもう。これは凄い。

　鉄板の上には厚めで大きな豚肉が６枚。ジンジャーソースがたっぷり。付け合わせにポテト、インゲン、ニンジンと豚肉に隠れてタマネギがあります。

　１枚、味見をしました。あっ、これはご飯が進むやつ。旨すぎ。肉も旨いし、ソースが絶品。ショウガの香りが脂身を甘くしてくれます。いいな。

　魚党の私は即決で鮪漬け丼定食に。ポークジンジャーから少し遅れてきました。注文があってからタレに漬け込んだのでしょう。漬ける時間は短ければ味が染みないし長くてもだめ。いい感じの漬け加減です。

　マグロは赤身と中トロの間の小トロといった感じ。刺身は厚く切られ、しっとりした食感がもうたまりません。これもご飯が止まりませんよ。

　マグロにはゴマが掛かり、ご飯の上には刻み海苔。丼といえど、完成度の高い和食です。

　肉料理はサラダと小鉢、魚料理には小鉢が付２品付きます。すべて手の込んだ料理。２種類あるサラダのドレッシングも手作りとか。

　肉料理は洋食専門の父親、魚料理は和食の修業を積んだ息子さんの担当。働き者のお母さんがホールを仕切ります。素晴らしい連携で、「足手まとい」はいません。