海鮮市場どんどん
衝撃 舟盛りの刺身定食

舟盛りがやってきました。大漁です。刺身がてんこ盛り。確か、お品書きには「刺身定食（中型）」と書かれていたはず。何かの間違いでは…、ないそうです。

船首部分はホタルイカの群れ。右舷にマグロとブリ、中程にカニ、タコ、サーモン、甘エビ、左舷にホタテ、ヤリイカ、イクラ、カツオが盛られています。全11種。５人前の盛り合わせといっても通用しますね。

「これ、１人前?」「そうですよ」「宴会用じゃないですか」「１時間かけて１人宴会やる人もいますよ」。店主がしてやったりの表情で質問に答えます。

さて、どこから攻めようか。まずは旬の魚を。ホタルイカは身がふっくらして新鮮なのが分かります。カツオはたたき。部厚く切られています。

ホタテは旬の走り。貝柱が甘くて柔らか。ヤリイカは名残りか。シソに包んでいただきます。

「刺身は仕入れで変わるけど、マグロは本マグロにこだわっている」と店主。赤身ですが、脂身もある「小トロ」のよう。身が締まって旨いですね。

定食のご飯は400㌘。漫画盛りです。味噌汁に小鉢が２品、イカ明太とマグロの血合いの生姜醤油煮が付いてきました。魚尽くしの素晴らしい構成です。

２人で訪れ別に丼物を頼みましたが、こちらは持ち帰りにして、何とか定食を完食しました。丼物もすごい量でしたし、隣のお客さんの焼き魚定食は魚が３枚もありました。棚には巨大な丼があり、「デカ盛り用に購入した」と高笑い。

「自分の店を出し、美味しい魚を安く食べてもらいたいと夢見ていた」店主は長く鮮魚店で働いて腕を磨き、2024年３月31日に夢をかなえました。愛想のいい奥さまと２人、仲良く切り盛りしています。