手打ちうどん おおしまや
瑞々しいうどん、巨大天ぷら

好みのうどんを選び、カウンターにある揚げたての天ぷらを注文します。いわゆる横綱系。でも、独自に進化しました。

うどんは見込み茹でですが、回転が速いのでいつも茹でたて。持ち帰りして時間が経っても不思議と伸びません。平打ちで、つるつる、シコシコ。瑞々しく光沢があります。

10種類くらいある天ぷらはその大きさに圧倒されます。ニンジンとゴボウは４つに切ってくれましたが、１つが通常サイズ。つまり４倍の大きさです。

お薦めは八木節。もりのつけ汁に山菜と揚げ玉が入っています。さっぱりしていて、コクがある。

カレーうどんは女性に人気。肉は入らず、代わりに山菜がいっぱい。とろみがあり、温まります。

お得なのが天玉うどん。玉ねぎのかき揚げと生卵入りで530円。かけと天ぷら、卵を別々に頼むと600円ですから70円安くなります。

味噌味の白虎、二日酔いにうれしい、おろしなどメニューは豊富にありますが、わがままを言ってメニューにないうどんを頼みます。

最近はまりなのは釜玉。温めたうどんに生卵を落とし、醤油を入れてかき混ぜます。焼きうどんも真ん中に窪みを付けて生卵を入れたら熱々のうどんをかぶせてぐちゃぐちゃにします。

釜揚げもシンプルでいい。汁も温かくしてくれます。

店主の大嶋博さんは前橋商時代、野球部のエース。会社員になりましたが、性に合わず31歳で店を開きました。来年１月で40年。「腕がないから小麦粉も鰹節も最高のを使うんさ」と豪快に笑い飛ばします。