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しののめ信金前橋営業部ビルが完成
ライブラリーやカフェを併設

2022.09.02

しののめ信金前橋営業部ビルが完成
ライブラリーやカフェを併設

しののめ信用金庫(横山慶一理事長)が前橋市千代田町の前橋営業部ビルで昨年4月から行っていたリノベーション工事が完了、9月2日、記念式典と内覧会が開かれた。信金利用者以外でも自由に利用できるライブラリーや個室があり、コーヒースタンドも出店。金融機関の役割を超越し、地域のにぎわいを創出する空間を目指す。国領町の営業部から移転、5日から業務を開始する。

地域に開かれた金融機関に

式典で、横山理事長はビルが1964(昭和39)年完成の旧前橋信用金庫本店だったことを紹介し、「前橋市民に愛されてきた建物。壊して新築するのではなく、あるものを活かすことでSDGsにも貢献できる」とリノベーション工事とした理由を説明。7月に新築したエフエム群馬と同じ敷地にあることにふれ、「信金とFMが連携するのは全国的にも珍しい。前橋の発展に貢献していきたい」と力強くあいさつした。

▲国道17号から見たビル。白い壁が緑に映える

▲「前橋の発展に貢献したい」と話す横山理事長

新しいビルはSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)。地下2階、地上4階建て。延床面積2473平方㍍。白を基調にしつつ、正面の壁は県産のスギを不燃化処理し、温かみをもたせた。グリーン&リラックスの構想に合うよう、ビルの内外に緑化を施し、床はレンガを敷き詰めている。

▲リノベーションを担当した宮崎氏

▲ビル建設にあたって中心となった若手職員

1階が前橋営業部のフロアとなり、窓口やロビー、ATMコーナーを設けている。コーヒースタンドは外部と内部から注文できる。

休日も利用できるライブラリー

楕円階段を上がると、カウンターのライブラリーコーナーが広がる。建築や料理、趣味の書籍が書棚に置かれ、読書を楽しめるほか、中学生や高校生が学習したり、仕事もできる。信金が休みの土曜、日曜、祝日も開放する。個室は会議やコワーキングスペースとして活用する計画。

3階はコンサートや発表会に使える2層吹き抜けのホール、会議室、職員食堂。4階はテナントが入居する。

▲カウンター式のライブラリー

▲パーテーション付きもある

▲ゆったりとしたロビー

▲職員用の食堂。開放感がある

エフエム群馬とは「つどにわ」と名付けた中庭で結ばれ、木漏れ日の下でくつろげるよう、広葉樹の周りに座れるよう工夫している。

リノベーションは都内や富岡市で実績のある前橋市出身の宮崎晃吉氏が代表を務めるHAGI STUDIOが設計・管理を担当した。施工は宮下工業と小林工業のJV。

しののめ信用金庫前橋本部

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027-230-9100
住所 前橋市千代田町2-3-12
営業時間 9時~15時
ATM 平日/8時~20時
   土曜、日曜、祝日/8時~17時