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ジーシーシーが最優秀賞
群馬アーキテクチュアアワード

2024.06.07

ジーシーシーが最優秀賞
群馬アーキテクチュアアワード

群馬県内の優れた建築物を対象にした「群馬アーキテクチュアアワード2024」の入賞、入選が決まり、最優秀賞はジーシーシー群馬本社(前橋市天川大島町)が選ばれた。石井設計(前橋市本町)が設計、施工は佐田建設(前橋市元総社町)が手掛けた。

2層ごとに開口部の位置変更

ジーシーシー群馬本社は鉄骨造6階建て、延べ床面積約7100平方㍍。2021年10月着工、2022年9月に完成した。白を基調とした外壁が不規則な大きさで飛び出して見え、周辺の工業団地でラウンドマークのようになっている。

「ひと×空間×環境が共創するワークプレイス」が設計のコンセプト。2階以上の執務室の風景が単調にならないように2層ごとに開口部の位置を変えている。来客を迎える1階は交流の場「lab」を開設。ユニバーサルトイレを設置するなどバリアフリー化を進め、コワーク、ソロワークを含めた多様な働き方に対応している。

▲白を基調とした外観はシックで目を引く

▲2層ごとに位置を変えた開口部。省エネにも効果がある

▲さまざまな働き方に対応する執務室

将来的な用途変更に柔軟に対応できるように、柱と梁で構成したラーメン構造としている。主要な執務室はLED照明とし、照明制御に昼光利用センサー、空調に空気式天井放射パネルを採用、消費エネルギーを建築物省エネ工法で定める基準値に対して50%以上削減するZEBReadyを達成している。

▲来客を出迎えるエントランス。緑が目に優しい

▲商談や打ち合わせの場となる「lab」

▲開放感のあるオープンキッチン

群馬アーキテクチュアアワードは建築文化の醸成、建築の質の向上を目的に、2023年から県建築士事務所協会(石井繁紀会長)の主催で始まった。デザインや構造、設備に加え、デジタル化、省エネ化への取り組みも評価。今回は2021年4月から2023年3月に完成した建築物を対象としている。