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ヒストリア前橋4月26日開館
「四つの危機」乗り越えた「民力」

2024.04.23

ヒストリア前橋4月26日開館
「四つの危機」乗り越えた「民力」

江戸時代から現代までの前橋の復興の歩みを学ぶ歴史エンターテインメント施設「ヒストリア前橋」がJR前橋駅北口のアクエル前橋内に完成、4月23日、開所式が開かれた。400年の間に前橋市を襲った「四つの危機」を乗り越えた先人たちの「民力」が創った「華都 前橋」の歴史を最新のデジタル映像で体感できる。開業は4月26日。

コシダカHDが開設、運営

ヒストリアはいずれも壊滅的な打撃を受けながら、民間の力、「民力」によって克服してきた歴史をたどり、未来について考える施設として、カラオケボックス「まねきねこ」を展開するコシダカホールディングス(腰高博社長)が開設、運営する。

「四つの危機」は①利根川の浸食による前橋城の崩落②廃藩置県による前橋藩の消滅③世界恐慌による製糸業の操業停止④空襲による8割の市街地焼失-を差す。「華都」は徳川家康から「関東の華」と詠われた前橋城と「県都」から造語した。

▲歴史に学ぶことの大切さを訴える腰高氏

開所式で、腰高氏は「多大な困難を克服し、繫栄をもたらせてきた民の歴史がある。若い人たちに伝えていき、故郷・前橋に誇りを持ってもらいたい」と挨拶、歴史愛好家をはじめ市民と協働して施設を進化させていくことを誓った。

来賓として出席した山本一太知事は同じフロアに県のデジタル人材育成施設「つくるん」があることにふれ、「デジタルクリエイティブ産業に力を入れている。日本のエンタメ産業の中心となる」と期待。小川晶市長は「前橋の玄関口にある。県外の人に市の歴史を知ってもらい中心街や臨江閣に出掛けてほしい」と願いを込めた。

▲「前橋空襲の勉強を始めた」と切り出した山本知事

▲前橋市高校生学習室との連携を呼び掛ける小川市長

展示内容を監修した名誉館長の手島仁さんは施設概要を紹介し、「(人口減による)地方消滅の第五の危機に対して、前橋は『めぶく。』を合言葉に官民で乗り越えようとしている」と強調した。

田中敦子さんが猫になって

開会式に続いて内覧会があり、出席者はさっそく施設を見学した。メーンのテーマシアタ―では壁面3面と床面に映し出されたアニメーション映像を観賞、案内役の猫に扮した前橋市出身の声優、田中敦子さんのナレーションに感心していた。

▲テーマシアタ―の一場面(前橋空襲)

施設にはこのほか、前橋市全域の空撮地図にスマホをかざすと何が起こったのか解説するガイダンスゾーン、「前橋・歴史探求の道」と題したテーマ展示、前橋市出身の歴史学者、今井清一氏を紹介するコーナーがある。

腰高氏へのインタビューはこちらへ。

▲ガイダンスゾーンで、過去の出来事が分かる

▲今井清一文庫。蔵書を公開している

▲テーマ展示。「詩の都」、「生糸の都」など5つのテーマごとに紹介する

ヒストリア前橋

お問合せはこちら
027-226-6013
住所 前橋市表町2-30-8(アクエル前橋2階)
営業時間 10時~17時
定休日 火曜(祝日の場合は翌日)
ホームページ https://aqeru.jp/historia/
・料金 大人500円、小・中学生300円、未就学児無料、65歳以上300円、学習目的の団体は学生100円、教員500円