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【大森学長に聞く2▶︎】
大学学長が選ぶ学長 全国1位
共愛学園前橋国際大 大森昭生学長

2022.05.09

【大森学長に聞く2▶︎】
大学学長が選ぶ学長 全国1位 
共愛学園前橋国際大 大森昭生学長

全国の大学学長が選ぶ「注目する学長」で共愛学園前橋国際大の大森昭生学長が1位となった。「AERA MOOK 大学ランキング2023」(朝日新聞出版)が発表した。旧帝大の国立大や有名私立大を差し置いて、地方の私立大学が1位となるのは初めて。大学の教育面も4位、総合評価でも11位。なぜ、これほど高い評価を得たのか。(聞き手・阿部和也編集長)

地元密着かつグローバル

―地元とのつながりが深いですね。

学生は群馬県から9割で、7、8割は県内に就職します。ですから、群馬で活躍するための学びを重視しています。学生を教室の中に閉じ込めない。先生が一方的に講義をすることはしない。学生同士でプレゼンしたり、ディスカションしたりして主体性を磨く。

地域に飛び出し、地域の人と学ぶ。課題を見つけ出し、仲間や地域の人たちと解決策を探っていく。将来が予測困難な時代、自ら課題を見出し、仲間と共に解決していく力が求められます。

―一方で、半数の学生が留学や海外研修するなどグローバルな取り組みにも力を入れています。

「グローカル」というコンセプトを掲げています。国際的な視野、グローバルに活動できる能力を持ちつつ、地域で活躍できる人材を輩出することが求められている。11カ国22大学と協定を結んでいます。単位を取得できるので、1年留学しても4年で卒業できるわけです。

短大含め全学生が「現場」で学ぶ

―進化はまだ続くのでしょうか。

新校舎KYOAI GLOCAL GATEWAYができたり、文科省のDX拠点に選ばれたり、キャンパスのイノベーションは止まりません。さらに、次年度から新しいカリキュラムが始まります。これまで、みなかみの山間部に通ったり、地元企業と商品開発したり、海外で現地法人から与えられた厳しいミッションをこなしたり。半年間、市役所や企業でインターンもしましたし、赤城でも、富岡でも、教室を飛び出しての学びは数え切れませんが、それでも全員がチャレンジできていたわけではありません。

これを全学生が地域か海外か、あるいはその両方か、何らかのプログラムに関われるようなカリキュラムにします。これまで「ちょっと大変だけど、実力がつく大学」と言ってきましたが、それに加えて、現在は、「地域の未来は私がつくる」をキャッチフレーズにしています。

さらに、ITはもちろんAIやデータサイエンスの学びも強化します。どんな職業でも必要とされる分野です。カリキュラムの枠組みを変え、文系大学としていままでやってきた学びを深化させていきます。

―短大はどうですか。

もっとドラスチックに変わります。全国でも珍しいでしょう。4学期制を採用します。2年で8学期とするわけです。その1学期分をセルフ・デザイン・チャレンジというプログラムにあてます。教室での授業はなしにして、海外で、地域で、あるいはインターンとして、など様々に自分で学びをデザインしチャレンジするのです。

短大は幼稚園教諭や栄養士といった資格の取得が最重要ですが、やはりキャンパスを飛び出した学び、地域や海外の広い視野が求められます。

濃密な2年間となります。短大の存在意義が問われていますから。

おおもり・あきお

3児の父、育児休業を取得

1968年、仙台市生まれ。東北学院大文学部、大学院博士課程。96年、学校法人共愛学園に入り、2016年から共愛学園前橋国際大学長。文部科学省中央教育審議会の各種委員、群馬県青少年健全育成審議会長、前橋市スーパーシティ・アーキテクトを務める。3児の父親で、育児休業を取得した経験がある。群馬県総合表彰(男女共同参画分野)。

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