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G7デジタル・技術大臣会合展示会 
県内企業で唯一、「クライム」出展

2023.04.28

G7デジタル・技術大臣会合展示会 
県内企業で唯一、「クライム」出展

通信やロボット、映像など最先端のテクノロジーが勢ぞろいする「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合展示会」が4月28日から30日まで、高崎、Gメッセで開かれている。県内の企業では唯一、前橋市のIT企業「クライム」(金井修代表)が出展。ドローン「GNAS SKY」を展示し、巡視用自動飛行ドローンシステムや避難所支援システム、衛星インターネット電話など、いざというときの災害に備え、自社開発したシステムを披露している。

災害現場や河川の巡視で活躍

ブースの中央に置かれた縦横1.5㍍のドローン「GNAS SKY」。東京航空計器が製作した機体に搭載する巡視用自動飛行ドローンシステムは、クライムの子会社である「TEAD」が開発した。「空中から人や車、モノなどを検知し、それをマップ上に落とし込む。災害現場や河川の巡視などに便利に活用できる」とTEAD企画開発部事業部長の吉澤明修さん。特に、河川の巡視は人の力で行うのは苦労が多い。同システムを使えば定期的にゴミや漂着物、堤防の劣化などをいち早く発見し、大きな事故を防ぐことができる。

国土交通省新技術情報提供システムにも登録されている。

▲注目を集めるドローン

避難所の混乱を回避するシステムも

ブースでは、クライムが開発した「避難所支援システム」「衛星インターネット電話」の展示も行っている。大きな自然災害が続く昨今、混乱する避難所の様子をテレビなどで目にする人も多いだろう。

避難所支援システムはAIで、避難者の特徴をわかりやすく分類。適正な支援物資の把握と手配、避難者ごとの医薬品等の管理などを行う。

衛星インターネット電話は、地上インフラが壊滅し、通信が遮断されたときでも、衛星経由で通信が確保できるというすぐれもの。

「日本の避難所の対応は世界的に高く評価されている。それに加えて、避難所支援システムや衛星インターネット電話を導入することでさらに多くの安心を手に入れることができる」とプロダクト事業部第二ソリューション部部長の木村文映さん。

▲衛星インターネット電話のデモをする木村さん

▲システムを解説するパネル

G7デジタル・技術大臣会合展示会は約100の企業・団体等が出展。事前に申し込みをすれば、身分証明書を提示し、入場することができる。4月30日まで。

▲ものものしい警戒が敷かれている会場、Gメッセ

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