gourmet
食べたい
観堂食堂
美味しいまぐ茶に歴史あり
2022.01.13
ほんのり脂が乗った赤身
「まぐ茶」をご存知ですか。酢飯ではなく、温かいご飯にヅケにしたマグロを乗せた丼。途中から茶漬けにして食べたのだと言われています。前橋で「まぐ茶の2強」と(勝手に)認定しているのが、ともに市役所近くにあるこちらと「和楽路」さん。似た感じだなと思っていましたが、理由が分かりました。
前書きが長くなりましたが、さあ、いただきましょう。ゴマの入った特製ダレにさっとくぐらせたマグロ。赤身にほんのり脂がのっています。たっぷりのネギとワサビを絡ませてかっ喰らいます。
ご飯は丼にいっぱい。底にもタレがかかっていて、最後まで美味しくいただけました。豆腐の味噌汁が合いますね。
肉系の相方はもう一つの看板メニュー、鳥竜田揚御飯に豚汁を付けて。竜田揚げは醤油が効いてご飯に合うとか。豚汁は肉も野菜もたっぷり。
和楽路さんとは兄弟弟子
店内でくすんだ大入り額を見つけました。初代の観堂作次郎さんは市内の料亭で板前をしていて、1959(昭和34)年に独立。その際に送られたもので、寄贈者の一人に和楽路さんがありました。
2代目の和義さんによると、和楽路さんの先代が作次郎さんの兄弟子にあたるそうです。
ここからは推測ですが、賄いで作っていたまぐ茶の味が忘れられなくて、ともに看板メニューにしたのではないでしょうか。
「いい米を使っています。市場を回って、どれだけいいマグロを仕入れられるかが勝負」と店主。やっぱり「マグロは前橋に限る」な。
店舗情報
観堂食堂
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- 027-221-7904
住所 | 前橋市大手町2-16-30 |
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営業時間 | 11時~14時、17時~19時 |
定休日 | 日曜、祝日、土曜の夜 |