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「上州もりそば」が看板
ラーメン激戦区となっている前橋市北部の国道17号線沿い。東側に店舗が集中する中、西側で孤軍奮闘しています。つけ麺の元祖として知られる「東池袋大勝軒」の流れを汲む群馬発のチェーン店です。
つけ麺は3種類あります。看板メニューの「上州もりそば」をいただきました。茹で前で並盛り200㌘、中盛り250㌘、大盛り400㌘。追加料金がなく、量的にも問題のない中盛りに。「熱もり」もありますが、麺を味わいたくて「冷もり」にしました。

▲地粉うどんのような野趣あふれる麺
ストレートの太麺があめ色に輝いています。地粉を打ったうどんのよう。まずは麺だけを。非常にコシが強く、小麦の香りを感じます。
つけ汁からいい匂いがしてきました。豚骨を中心に鶏ガラ、煮干しなどの魚介と香味野菜をじっくり煮込み、旨みを抽出するそうです。海苔の上に魚粉が乗っていました。追いガツオできますね。

▲手前に見えるのが魚粉。風味がさらによくなります
冷水で締められた麺を3分の2ほど汁に付け、音を立てて勢いよく啜ります。汁は粘度があり、麺によく絡みます。群馬県民お馴染みの「甘じょっぱい」味付け。カエシには醤油のほか、味噌や砂糖も入るとか。
汁は角切りのチャーシューと極太のメンマ入り。メンマの食感がいいですね。白ネギと青ネギが薬味にあり、甘さを抑えるいい働きをします。
甘さにやや閉口してきたら、麺に一味を振り掛けます。いい感じになりますね。酢も入れましょう。
麺を少し残しておいて、スープ割りをします。温かいラーメンを食べているような感覚。おいしく完食、完飲できました。

▲スープ割りはポットで提供されます
あっさりかこってりか
つけ麺はこのほか、大勝軒の創業者、山岸一雄さんが生み出した「特製もりそば」の基本を守りつつ独自に改良した「心の味もりそば」と背脂、ニンニクが効くパンチのある「ふじもりそば」があります。個人的には「心の味」を推します。

▲1番あっさりした「心の味もりそば」

▲景勝軒といえばこの「ふじ麺」。二郎系です
店舗情報
景勝軒 前橋関根町店
- お問合せはこちら
- 027-288-0189
住所 | 前橋市関根町2-1-1 |
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営業時間 | 11時~ 22時 |
定休日 | 年中無休 |