ハチロコ
パンにビール 合うじゃないか

「平成レトロなパン飲み屋さん」とあります。そうか、平成はレトロなんだな。じゃあ、昭和は古代か。まあ、それはいいけど、「パン飲み屋さん」って何だろう。昭和が漂う弁天通りにある店に突撃しました。

ぎりぎり６人座れるテーブルとカウンターのみ。10人で満員御礼のかわいい店です。パンが焼けたいい匂い。開店に合わせて焼いたそうです。

メニューの１㌻目に「あてパン食べ放題」とあります。日替わりの４、５種類を料理に合わせて提供してくれるとか。おー、フォカッチャもある。２ページ目の「パンのおとも」にはトリッパ、ビーフシチュー。これにパンを付けていただくわけですね。

でも、食べ放題は次回にして、クラフトビールの生に合わせて気になるメニューを注文しました。

クラフトビールは随時入れ替わり、この日は「東京ホワイト」。爽やかなホップの香りがします。ただし、醸造所は山梨県。多摩川の源流にありますから。

エビとタコのアヒージョはバゲット付き。確かに、いい「おとも」になりますね。「ビールお替り」

ピザは３種類ある中から「セミドライトマトとモッツァレ」に。鉄板の上に置かれ、熱々で手でつかめないほど。生地にも４種類のチーズが練り込まれていて、これはチーズ好きにはたまりません。

白ワインをお願いしたら、〆はポップオーバーのBLTサンド。生地が空洞の軽いパンです。外はカリッ、中はモチッ。ベーコンの脂が染みてもう最高。食後酒にハイボールをいただき、余韻を楽しみます。

専門学校でパン作りを学んだオーナーの蜂巣史菜さんはレストランで修業した後、まちなか工房「チューボーン」で店舗営業を体験、2024年３月に独立しました。「小学生の時からの夢がかないました」とうれしそうに話してくれました。