THA HAPPY CURRY （ザハッピーカリー）
２種あいがけの僕らのカリー

注文を受けると、グツグツと鍋の音が鳴り始め、店内にスパイスの香りが漂ってきます。

「THA HAPPY CURRY」は2020年12月にオープンしたカレー専門店。当初は、豆と牛豚挽肉を無水で仕上げた「ダルキーマカリー」と、ヴィーガン用に大豆ミートを使った「ダルミートカリー」の２種のみ。これが素晴らしくおいしかった。

そこに、新作カリーが仲間入りしたと聞き、再訪しました。

新作の中から「２種あいがけカリー」を注文です。サフランライスの両脇を固めるダルキーマカレーとパキスタンチキンカリー。

ダルキーマカリーはお店の定番で、パキスタンチキンカリーは、森さんのカレー好きの親友が新たに開発したメニュー。あいがけは「僕らのカリー」なんだそう。

強い甘みと強い辛みを併せ持つ刺激的なダルキーマ。逆にパキスタンチキンはまろやかで優しい味。チキンが繊維のようになるまで良く煮込まれていて、ほろほろっと口の中に入ります。

交互に食べるといくらでも食べられそう。僕らのカリー、相性バッチリです。

カレー用のスパイスを活用したオリジナルドリンクも加わりました。

「なにこれ、珍しい」、ザクロラッシーなるものを発見。これは頼まねば。

連れはチャイをアイスで注文しました。

小豆色したザクロラッシーをストローでひと口。お、スパイスが香る、香る。これは飲むスパイスですね。

チャイはスリランカから直輸入するプレミアムな紅茶「tarlton」を使用しているそう。雑味がなくて爽やか。カレーの最後を締めくくるのにピッタリです。

ほかにスパイスたっぷりのクラフトジンジャー、クラフトコーラもあるので、今度試してみたいなあ。

それにしても美味しいカレーでした。帰り際に、「味の秘密は？」と森さんに尋ねたところ、「玉ネギを１時間半炒め続け、３日間火入れをして仕上げるところでしょうか」

粗熱を取って、冷蔵庫で寝かすを何度も繰り返すそう。その手間ひまに感服です。