gourmet

食べたい

柳川乃庄
海の幸と銘酒の共演

2024.01.19

刺身も〆も一仕事

産業通りから路地に入った住宅街にあります。海鮮を中心に昼は美味しい丼物や定食、夜は気の利いた肴と銘酒を味わえます。今回は宴会で。

突き出しから店の実力が分かりますね。アンキモ、ナマコ、タラの白子、タコの酢の物に胡麻豆腐。ビールはそこそこ、日本酒にしましょう。幹事が選んだのは新潟の地酒「久保田 百寿」です。辛口で香りは控えめ。飲み飽きない酒です。

お造りは中トロ、鯛の湯引き、寒鮃の3点盛り。寒鮃は肉厚で身が締まっています。2切れありましたので、1切れはワサビ醤油、もう1切れはポン酢でいただきました。酒が進みますね。

▲ナマコにアンキモ、白子と酒飲みの心をくすぐります

▲あしらいも美しい。しっかり仕事しています

▲「久保田 百寿」はついつい飲み過ぎてしまいます

アワビの酒蒸しとブリの照り焼きが来ました。これは贅沢。アワビの磯の香りと食感がたまりません。酒も止まりません。2本目は「〆張鶴」。こちらも新潟の地酒だったでしょうか。

煮物は生タラコ。これもいいな。シイタケ、ナス、フキが添えられています。味がよく染みています。

▲アワビは噛み応えありながらも柔らか

▲2本目の「〆張鶴 特撰」。すっきりした吟醸酒です

▲生タラコの醤油煮。いい出汁でシイタケも美味しい

赤ワインが焼き鳥に合うとは

まだまだ続きます。天ぷら盛り合わせに焼き鳥。天ぷらはキスやマイタケなどの野菜。焼き鳥はつくねにネギマ。あれっ、いつの間にか、ワインが注がれていました。ワイン通のK社長が持ち込んだイタリアのキャンティとフランスのメドック。注がれたものは残しません。意外というか、料理によく合いますね。ことに焼き鳥との相性はいいですね。

▲天ぷらと赤ワイン。これは白の方がよかったか

▲焼き鳥に赤ワイン。いい組み合わせです

〆には焼きおにぎりの茶漬け。香ばしくて、胃に優しくて。こういうひと手間かけているところに料理人の力量とセンスを感じます。

ご主人の片貝保之さんは半世紀近くにわたり和食一筋の職人。中心街にあった店を30年前に移転、暖簾を守っています。

▲〆まですっかりいただきました

店舗情報

柳川乃庄

お問合せはこちら
027-253-0882
住所 前橋市元総社町1-4-3
営業時間 11時30分~13時30分、17 時30 分~22時
定休日 日曜、祝日