ルルルなビール
春感じる「めぶく。ビール」

前橋のまちなか生まれのクラフトビールが誕生しました。その名も「前橋めぶく。ビール」。醸造工場併設のビアホールで出来立てを味わってきました。

「めぶく。」は１種類の麦と１種類のホップで造るスマッシュIPA（インディア・ペールエール）。アルコール度は６％とやや高めに設定されています。

注ぎ立てを飲みたい。ということで、テーブル席ではなく、タップ（注ぎ口）の目の前のカウンターに陣取り立ち飲みします。

通常の生ビールに比べて泡は少なめ。９対１くらい。ホップが強いIPAはこんな感じがいいようです。

カウンターに置かれた「めぶく。」を速攻で一口。苦みはさほどではありません。柑橘系のさわやかな香りが鼻を抜けます。「めぶく。」のネーミングのように春を感じるビールです。

「ビールはちょっと苦手でしたが、口当たりがきつくなくてフルーティー。おいしく飲めました」と女性スタッフ。確かに、飲みやすいですね。それでいて、しっかり個性を主張している。

ホップはまちなかの商店主さんたちが丹精して育てました。おいしい前橋の水と出会い、前橋の醸造所で仕込まれました。そんな物語を考えながら飲むと、一層美味しい。

お替りしたいところですが、180㍑の限定販売ですので、遠慮して別のクラフトビールにします。オーナーの竹内躍人さんが修業した三重県伊勢市の伊勢角屋麦酒など常時６種類をそろえ、時期ごとに入れ替えているそうです。

「クラフトビールは遊び心たっぷりに造られたものがあります。自分好みの一杯を探してみてください」と男性スタッフ。探してみましょう。