gourmet
食べたい
定食のおかずがいいアテに
日曜の昼下がり。店に入ると、テレビで競輪中継を見ながら祝杯を上げている常連さんがいる。急ぐ仕事もない。「生ビールください」
さて、アテは何にしようか。焼き物、揚げ物に刺身、一品物は20種類以上あります。まずはポテサラかな。注文すると、「きょうはブロッコリーと卵のサラダなの」と店主の森田邦子さん。「では、それとサバ煮、カキフライちょうだい」。これで十分だろう。
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▲茹で卵が荒々しく切られていて、それがいい
お通しのキンピラゴボウとサラダで生ビールを飲る。お天道さまが出ているうちから。これがいいんです。優越感と背徳感を同時に覚えて。
サバ煮が来たところで、缶酎ハイにチェンジ。「缶」がそのまま出てきます。このチープさがまたいい。「氷いる」「はい、お願い」。サバはショウガとサンショウが効いていて、アテに最高ですね。
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▲甘くなく、ピリッとした味付け。酒に合う
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▲チューハイは缶のまま。これもいい
カキフライが来たら、缶チューハイをお替り。今季第1号。でかいですね。ソースとタルタルで半分ずついただきました。
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▲大きなカキフライ。こんがり揚がっています
ラーメンとソースカツ丼の2強
運転を代わってもらった相方は店で一番人気のCセットをウハウハ言いながらかっ喰らっています。
自慢のソースカツ丼と手打ちラーメンの黄金コンビ。縮れ麺をすすり、カツを噛み、ご飯を口に入れたら、スープをごくり。その繰り返しを楽しんでいます。麻婆豆腐と卯の花の小鉢が付いていました。
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▲手打ちラーメンは縮れ麺。チャーシューが大きい
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▲常連の競輪選手に教えられて作ったソースカツ丼
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▲セットにはこんなにおまけが付いてくる
店主の森田さんは戦争で父親を、空襲で母親を亡くし、焼きまんじゅうとおでんの店を営んでいた祖母に育てられました。高校を卒業してから食堂になった店を切り盛りし、今年で52年。80歳になりました。
「お客さんと話をしながら仕事をするのが楽しい。日替わりの料理を考えると眠れなくなるけど」と苦笑い。いつまでもお元気で店を守ってください。
![](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2023/11/女将さん-912x684.jpg)
▲若々しい女将さん。昼、夜と頑張ります
店舗情報
森田屋食堂
- お問合せはこちら
- 027-255-4979
住所 | 前橋市大渡町1-1-123 |
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営業時間 | 10時30分~14時30分、16時30分~20時 |
定休日 | 火曜 |