結城屋駒形町支店
２段重ねの野菜天ざる

昼前に暖簾をくぐると一番乗り。自宅隣の畑で作る野菜を揚げるという野菜天ざるをお願いしました。

しばらくして出前の電話がじゃんじゃんかかってきます。家族連れのお客さんもぞろぞろ入店。地元に愛されている店であることが分かります。

ざるは２段になっています。野菜は大きなかき揚げが２枚に、カボチャ、ナス、ピーマンにシイタケ。デザートのオレンジも付いてきました。

蕎麦は中細でやや色黒。町の蕎麦屋さんでよく見かける標準的な蕎麦です。小さなセイロですが、ぎっしり入った愛情盛り。２段重ねですからすごい量です。

汁もちょうどよい濃さでほっとする味。鰹節の香りは店に入るときから感じていました。

揚げ立て天ぷらは種類が豊富でお値打ちですね。ことにかき揚げがいい。タマネギにインゲン、それに刻んだナルトまで入っています。初めて見ましたが、食感の違いが楽しいですね。

相方はいつも通りのカレーうどん。出汁が効いた蕎麦屋さんのカレー。「旨い、旨い」と唸っています。うどんは中細でもちもち。具は豚肉とネギでした。

ルーがたっぷりあったので器にいただき、蕎麦と合わせてみました。つけカレー蕎麦です。七味も入れて。これは大正解。ぜひ、メニューに加えてほしい。

身も心も満足して店を出ますと、ヘルメットをかぶった店主、南山伸一さんがバイクにまたがります。「出前が忙しくてね。またお越しください」

前橋市内に最盛期、16軒あった結城屋さんも５軒ほどになってしまいました。こちらは創業して40年。お元気でいつまでも暖簾を守ってください。