中華レストラン 四季彩
日本の四季 一皿に彩って

食べて美味しく、見た目も美しい中華料理をいただける超穴場です。何と、前橋警察署の隣。開場35年のゴルフ練習場の中にあります。

店名を冠した基本の「四季彩ランチ」は半月ごとに変わる３種類の主菜から１品を選びます。「海老と空豆のチリソース煮」にしました。残る２品は「白身魚の黒酢ソースがけ」、「セロリと上州麦豚のさっぱり塩炒め」。どれもいい感じですね。

鮮やかなコントラストです。海老チリのオレンジと空豆の緑。初夏を一皿に彩っています。

味覚と食感のコントラストも絶妙です。新タマネギが加わり辛さと甘みが混在するチリソースに、苦みが口に広がる空豆。プリプリの海老に空豆のホクホク。すべて計算づくでしょうか。見事です。

ランチはスープ、サラダ、小鉢、漬物にデザートとドリンクが付きます。

ふんわり卵の入った清湯スープ。小鉢は鶏肉団子の冷製甘酢あんかけ。どれも洗練され、新潟県産コシヒカリが進みます。

食後にいただいた凍頂烏龍茶は台湾を代表する烏龍茶。緑茶に近く、爽やかな香りがします。

「四川料理を中心に、地産地消を意識しながら日本の四季を料理で表現しています」。料理長の小川広一さんは四川料理を日本に広めた陳建民のもとで腕を磨いた達人。前橋市内のホテルを経て、11年前からこちらの店を任されています。「四川料理の父」直伝の麻婆豆腐、味わってみたいですね。