リストランテ　ソルジェンテ　
本場で磨いた腕と丁寧な仕事

店内の壁に貼ってある、古い街の写真。1996年にイタリアに渡ったオーナーシェフ、稲村哲男さんが一番初めに修業したラツィオ州フラスカーティという街の風景だとか。その後、約5年間イタリアの郷土料理を学び、2004年、奥様と一緒にリストランテ　ソルジェンテを開きました。

いつもお客様でいっぱいのランチタイムに、予約してお邪魔しました。

パスタランチはピアットヴェルドゥーラ（野菜の盛り合わせ）から始まります。大きなプレートにサラダ、カリフラワーのスープ、紫芋の蒸しパン、フリッタータと呼ばれるイタリアの卵焼き、里芋とチーズのクリームなど、何品ものおかずが彩りよく乗っています。手間ひまがかかっているのがわかります。

これだけでワイン2杯はいけちゃいそう。ほとんどの野菜は自家栽培のため、新鮮そのものです。

パスタは本日のパスタ2種から選びます。アスパラ菜の塩味アーリオオーリオか渡りガニのトマトソースか…。どちらも捨てがたいところですが、カニ好きなので渡りガニをチョイス。パスタは中太で、絶妙のアルデンテで提供されます。これは嬉しい。モチモチ感があって、小麦の香りのするパスタです。トマトソースの絡み具合も最高。

全粒粉とローズマリーの自家製パンで、皿の上のソースをぬぐうようにして食べ尽くしました。

連れの頼んだピッツアスーベルクロカンテランチも美味しそうです。サクサクのピザ生地の間に、たっぷりの野菜とスライスしたデュカスチーズが挟んであります。大きな口でガブリ。

シェフの確かな腕前と、奥様の丁寧なサービスで満足のランチタイムを過ごせました。ディナーは要予約でお任せコースのみだそう。記念日にぜひ利用したいですね。