gourmet

食べたい

蚕豆(そらまめ)
滋味深い味 心にしみる

2026.07.03

仕事した料理と酒と

 照明を抑えた落ち着きある和の空間。静かなジャズが心地よく耳に入ってきます。桐生市出身の山中千尋さんのアルバムでした。カウンターに座り、1人静かに美味しい料理とお酒を楽しみます。

▲ナスの香ばしさが残る

▲舌触りのいいゴマ豆腐

     先付けが2品出てきました。1品目は冷製の夏野菜の含ませ煮。素焼きしたナスとオクラ、鳥貝、海老に優しく味が染みています。煮汁を漉したジュレの透明感が涼しさを演出します。

 続いてはゴマ豆腐です。まろやかな白ごま仕上げ。田楽味噌とワサビで。生ビールが進みます。

▲ガラスの器が涼しさを呼ぶ

 向付けは佐渡沖で獲れた本アラの薄造り。スズキの仲間とか。すっきりした味わい。モミジオロシとポン酢でいただきます。ダイコンとビーツを合わせたつま、芽ネギに穂ジソ。あしらいがきれいに並びます。

▲まずは前橋の酒で

 日本酒をいただきましょう。前橋の地酒、「結人」の純米吟醸。「旨みとガス感が夏のじめじめを吹き飛ばします」と女将さんが薦めてくれました。

▲夏を感じる鱧料理

  鱧の玉子とじを出していただきました。柳川鍋のようにゴボウと一緒です。骨切りされた鱧の食感、鱧から出た出汁が秀逸。酒が盗まれます。

 焼き物は伝助穴子の白焼きでした。羽田沖で獲れた江戸前。600㌘ほどの大物です。ふっくらした身、パリッとした皮。脂が乗っているのに上品な味わいです。ワサビを付けて。あー、最高です。

▲香ばしい穴子の白焼き

 お腹が膨れてきたので食事物は遠慮して、食後酒を1杯いただきます。「睡龍」の純米。ソーダ割りで料理の余韻を楽しんでいます。

▲日本酒をソーダで割る

自分で行きたくなる店

 「中学生の時から料理をしていた」という筋金入りの和食の職人、小林晃さんが修業を積み、16年前に開店しました。

 「料理と日本酒をじっくり味わえる店、自分で飲みに行きたくなる店を目指しています」。素材の持ち味を丁寧に引き出した料理と寄り添う日本酒。「蚕豆」のように滋味深い味わいが心にしみ入りました。

店舗情報

蚕豆

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027-226-6168
住所 前橋市文京町1-1-18
営業時間 17時30分~23時30分
定休日 月曜(祝日の場合は営業)