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千代田町 結城屋
蕎麦屋さんで「替え玉」

2026.05.12

たぬき+きつね=むじな

 揚げ玉が入れば「たぬき」、油揚げなら「きつね」。では、両方入ると? 答えは「むじな」。「同じ穴の…」から、そう呼ばれるらしいです。

 冷たく締めた蕎麦、うどんを熱い汁で食べる、つけ麺が好き。こちらは何と8種類もあります。1番人気はむじな。分かる気がします。

▲並みでもたっぷりの蕎麦。さすが群馬盛り

 つけ麺のむじなを蕎麦でいただきます。瑞々しい蕎麦はきれいな細切り。汁に浸して一気に啜ります。温かい種物と違い、喉越しがよくコシもあります。

 熱々の汁はたっぷり。揚げ玉のコク、汁を吸った油揚げの味がうれしい。たぬきでも、きつねでもだめ。むじなでしか味わえません。

▲自家製麺の蕎麦は長く、啜りがいあり

▲たぬきとキツネの合体

 七味を蕎麦に振り掛け、蕎麦を平らげました。汁に入れるより、刺激的です。でも、まだお腹に余裕あり。汁も十分残っています。それでは…

 「替え玉をうどんで」。中盛り、大盛りのほか、「替え玉」があり1人前を追加できます。博多ラーメン店で見かけますが、蕎麦屋さんでは珍しいですね。

▲もりうどん。かき揚げとともに

 中細のうどんはもちもち。これも熱い汁によく合いますね。替え玉をすると、蕎麦猪口に蕎麦汁を入れてくれるので、さっぱりともりも楽しめます。味が変わったことで、2人前しっかり完食しました。

親子3人、息の合った連係

 蕎麦っ喰いに替え玉は大人気。蕎麦の大盛り食べてから、替え玉をする人もいるそうです。「蕎麦をお腹いっぱい食べてほしいからね」。75歳になる2代目店主は目を細めてそう話します。

▲鴨汁のそば

▲カレー汁はうどんで

 暖簾分けされ独立して73年。店はご夫婦と娘さんの3人で切り盛りします。どんなに忙しくても注文を受けてから茹で、茹で上がりに合わせて汁や天ぷらを用意します。素晴らしいチームワークです。

 「だれか1人でも欠ければ店は回らない。いつまでできるか分からないけど、やれるうちは一生懸命頑張るだけだな」。気取らずに食べられる町の蕎麦屋さんがどんどん姿を消しています。健康に留意され、末永く暖簾を守ってください。

店舗情報

千代田町 結城屋

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027-231-6595
住所 前橋市千代田町2-2-20
営業時間 11時~13時30分LO
定休日 土曜、日曜、祝日