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そば処 石墨
気品あふれる御前蕎麦を

2024.06.04

冷やしにしん蕎麦も登場

ソバの実の中心にある更科粉だけを使った更科蕎麦、別名「御前蕎麦」だけをお出しする人気店です。日本酒で言えば大吟醸。贅沢ですね。

もりをお願いしました。季節のお薦め天ぷらを付けて。カウンター越しに店主、石井千春さんのライブを楽しめます。無駄のない、美しい動き。天ぷらが揚がると茹でていた蕎麦を冷水で締めていきます。天ぷらは余熱まで計算、蕎麦と同時に提供します。

▲白く美しい御前蕎麦。でも、量は群馬盛り

まずは蕎麦から。白く細く、気品が感じられます。ほのかな甘み。際立つ喉越し。これぞ、更科です。

二八より、わずかにつなぎを多くしているそうです。「一番、喉越しがよくなると思いますので」と店主。個人的には黄金比率だと支持します。

▲このくらい汁に付けて啜ります

江戸蕎麦ほどではありませんが汁はやや濃い口。蕎麦を三分の一ほど付けて啜るのがいいでしょう。ワサビは後半、蕎麦に少しだけ付けて。七味を大量に描ける常連の先輩の話になりましたら、「お好きなように召し上がって結構ですよ」とにこやかに話します。

山菜が終わり、稚鮎の出番

天ぷらはコシアブラ、コゴミ、ズッキーニにラッキョウ。岩塩を付けていただきます。ラッキョウとは珍しいですね。食感が楽しい。「山菜の天ぷらは本日で今季の最後になります」。これは幸運でした。「来週からは稚鮎が入ります」。また、来なくては。

▲旬の食材をお薦め天ぷらにしてくれます

▲にしん蕎麦の冷やしです。汁を掛けながらいただきます

石墨さんで夏場にお薦めしたいのが「にしん蕎麦」の冷やしです。甘じょっぱく煮たニシンに千切りのキュウリとガリが大量に添えられます。このガリ、実にいい働きをしてくれるんです。ぜひ、お試しを。

石井さんは銀座にあった御前蕎麦の名店で修業し、前橋に戻って自分の店を出しました。今年で30年。ご家族の心のこもった接客も気持ちがいいです。

▲手際の良さが粋に感じる石井さんの仕事ぶり

店舗情報

そば処 石墨

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027‐243‐2443
住所 前橋市天川原町2‐3‐5
営業時間 11時~14時30分、17時30分~20時
定休日 日曜