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食べたい

サントス 
ゆでスパ、いまも健在

2026.03.22

深い器で、湯気と魚介

 ドンブリのような深い器がテーブルに置かれた瞬間、湯気と一緒にトマトと魚介の香りがふわっと立ち上りました。

 たぷたぷのトマトスープにバジルが浮き、パスタの間からムール貝やアサリ、エビ、イカ、キャベツが顔を出します。名物「ゆでスパ」は、いまも堂々の主役です。

▲たぷたぷのスープがうれしい

 サントスは1983(昭和58)年に前橋中心街で開店し、下小出町(現在の「天福」の場所)を経て、2006(平成18)年に吉岡町へ移転しました。広い駐車場を設け、安心して来店してもらうためだったそうです。いまは20台ほど停められ、店内もゆったりしています。

▲セットのサラダ

 「かつて、茹で上げスパがブームだった時代があったでしょ。うちは茹で置きなんだけど、茹で上げみたいな食感のパスタを作ろうと思って『ゆでスパ』ができたの」と、シェフの林勝さん。

 麺はつるつるでもちもちで、凛としたアルデンテ寄りです。茹で置きの“やわらかさ”とは別物の食感がありました。

 スープをすくうと、アサリのだしがよく出ていて、うま味が厚いです。最後までアツアツで食べられたのも、たっぷりのスープがあるからでした。看板メニューになるのは納得です。

▲ツヤのあるパスタ

スープ多めの一皿、締めは苦み

 連れが頼んだ明太子のペペロンチーノは普通のパスタ皿で出てきましたが、こちらも塩味のスープが多めに張られていました。サントスは「スープで食べるパスタ」が持ち味なのだと分かります。

▲明太子のペペロンチーノは野菜もたっぷり

 締めはプリンを注文しました。卵感の強い堅焼きで、カラメルはきりっと苦いです。甘さのあとに苦みが効いて、締めにぴったりでした。

 吉岡町に移っても、従来の前橋からの根強いファンが通い続ける店。その実力、よくわかりました。

▲堅焼きのプリン

店舗情報

サントス

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0279-54-6999
住所 北群馬郡吉岡町南下911
営業時間 11時~21時
定休日 月、火曜