gourmet
食べたい
優雅なバラ、香る抹茶
鮮やかなピンク、森のような緑、野趣あふれる黒。3色の蕎麦がざるに盛られてきました。平日に数量限定で提供する「三色もり」をいただきます。
▲色鮮やかな3色盛り
さて、どれから。まずは「ばら」でしょう。ばら園のすぐ西にあるこちらの名物ですから。春と秋のバラの季節にだけ味わうことができます。
優雅ですね。ピンクの蕎麦の上には食用バラがちょこんと飾られています。目でも楽しめますね。バラは強く主張することはありません。そこはかとない香りがかえって気高さを感じさせます。
▲バラの蕎麦。バラを愛でたらこちらを
続いては緑、茶蕎麦です。伊勢の抹茶を練り込むそうです。「神の領域のお茶。神々しくて使いました」と店主の眞下隆一さん。では、背筋を伸ばして心して啜りましょう。抹茶の香りが口いっぱいに広がります。つるりとした喉越しも味わえます。
▲抹茶は1年中あります
全粒粉を二八で打つ
最後は海苔がかかったざる。青森県むつ市産の新蕎麦とか。「玄蕎麦を殻の付いたまま挽き込む全粒粉を使います。粘りが出て、蕎麦本来の味を感じられるから」。蕎麦の中にある「星」がその証拠。変わり蕎麦も全粒粉を二八で打つそうです。
▲基本の蕎麦。新蕎麦になっています
▲小鉢がいい箸休めに
蕎麦はどれも細切りながらやや平打ち。1番好きなタイプ。食感が良く、香りと甘みを感じられます。
蕎麦汁はカエシを4カ月以上寝かせて熟成させるそうです。やや濃口ながらも風味よく、味に奥深さがあります。食べ終わるころに出てくる蕎麦湯を入れ、余韻を楽しみました。
▲天ざる。天ぷらはカラッと揚がります
眞下さんは30年以上、独学で蕎麦を打ち続け、2年前に脱サラして開きました。奥さまの芳江さん、看板娘のスタッフさんの愛想のある接客も素晴らしく、すっかり人気店なっています。
「かふぇ」の看板通り、焼きだんご、黒蜜入りのおやき、抹茶アイスといったデザートもそろっています。秋の敷島公園を散歩し立ち寄りってみてください。
▲チームワーク抜群のチーム九頭龍
店舗情報
森の蕎麦かふぇ 九頭龍
- お問合せはこちら
- 027-234-5000
| 住所 | 前橋市敷島町257-24 |
|---|---|
| 営業時間 | 11時~16時、17時30分~21時(予約制) |
| 定休日 | 水曜 |




